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合わすも分けるも櫛しだい

櫛で思い出しましたが、シラヤマヒメ様の頭にあるエヴァンゲリオンのヘッドセットみたいなものは、櫛だと仰っていたはず。

シラヤマヒメ様の場合は、髪の毛をケアしたり装飾したりするより、呪術的な意味合いが強そうですね!


そして「くし」は、神様の名前にもたくさん使われています。

クシヒコ様、クシタマホノアカリ様、クシミカタマ様、クシナシ様・・・・
クシという音には、「合わす、分ける、尊ぶ、還る、祓う・・・」など色々な意味が含まれる様ですが、くしひ尊い神霊(奇霊・貴霊)という意味であることから、神様のお名前の「くし」は「尊い」という意味が一番強いのでしょうね!


これは個人的なイメージですが、「櫛」と結びついているのはオホナムチ様です。

ある方より、

「オホナムチ様の髪って綺麗ですね」とお話ししたら、物理的に櫛をプレゼントしてもらった

というエピソードを教えていただきました。
シンクロニシティというやつですが、神様は粋なことをなさいますね!

また、オホナムチ様のイミナは「クシキネ」様と言います。

なので、私の中でオホナムチ様は「美髪の神様」です♡
そう言えばどことなく北欧・美髪の女神シフさんの髪とも似ている様な・・・??


せっかくなのでオホナムチ様に協力していただき、櫛のエネルギーを深掘りしてみました。


大まかなイメージとして、「合わすも分けるも櫛しだい」と入って来ました。

櫛は、もつれた髪の毛を梳いたり、また、ほどけた髪をひとつにまとめたりすることができます。
分けて離すことも、合わせまとめることもできる道具です。


髪も「おぐし」と言う様に、「くし」の音を持っています。
「髪に神が宿る」とも言われる様に、髪には神秘的なエネルギー、霊力があるとされてきました。
神につながりやすくするため、シャーマンや巫女さんは髪を伸ばしていたとも言われていますし、昔の日本ではお守りとして髪の毛を持たせたりすることもあった様です。

また、髪の毛には念や氣が入り込みやすいとも言われます。
妹は美容師をしているのですが、ある時げっそりと疲れて帰って来た時がありました。
いつも通り仕事をしていただけなので、原因は分からないと言います。
ちょっと繋いでみると、とても髪の長い女性が見えました。
その方の念が身体に多く入り込んでしまったみたいだと伝えると、最後にいらしたお客様がかなりのロングヘアーで、お手入れのため長時間髪の毛をさわっていたことを教えてくれました。


髪と櫛は、言霊的に言えば同じ様なエネルギーを持っていると言えます。
結界の様にエネルギーを分ける(守る・祓う)ことも、祈りや氣を込める(宿す・つながる)こともできる。

扱う者次第のこの感じ、「自分軸で生きる」ことと関係している様な氣がします。


イサナギ様やシラヤマヒメ様、オホナムチ様を思い出すアイテムとして、また、自分らしく生きるお守りとして、つげ櫛をひとつ持ってみるのもいいかもしれませんね!


今日もおやっとさあです。
また次回。


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