見出し画像

社会人一年目の人はこれをした方がいい~元社会人一年目より

社会人になって早2年目。

これまでの人生の中で、仕事をする上で人間は「天才型」か「努力型」に分かれていると考える様になりました。かくゆう自分は「努力型」だと思っています。

「天才型」は、簡単にいえばなんでも「ソツなくこなせる人」のことを言います。初めて取り組む物事でも、ある程度できてしまう人。すなわち、器用な人ですね。同時期入社の人より呑み込みも早く、器用に立ち回ることができるので上司や先輩からは「いい人が入ってきたな」と思ってもらえるというメリットがあります。目立とうとしなくてもスポットが当たりやすい人も多々いるので、少し大袈裟に言えば生まれ持った才能ともいえるでしょう。

大して「努力型」は、何度も何度も練習して少しずつでも成果を積み上げる「コツコツ頑張る人」のことを言います。この人たちは、初めての経験に少し慎重になりすぎてしまって上手く自分の力を発揮できない人も多いです。自分を過小評価しすぎている節もあるので、初めの半年~一年は、なかなか芽が出ないという人も無きにしも非ずです。でも「努力型」も「天才型」に負けたくないですよね。

ですが、長い目で見てみると「努力型」の人は、後々信頼を勝ち得ている人が多い印象にあります。一体なぜでしょう?

「天才型」の人は、スタートダッシュが良好であるが為に、努力をしようという考えの人が少ない気がします。「自分は周りよりも優れているから、努力しなくても大丈夫」…とまでは思ってないかもしれませんが、少なからず水面下、深層心理ではこういった少し余裕や慢心ともいえる感情があるのです。

一方で「努力型」の人は、スタートダッシュは苦手です。周りの出来ている人間を見て「なんで自分はできないんだろう…」とヤキモキする人も多いでしょう。しかし、「努力型」の人はそこで腐ってはいけません。初めが低い評価なら、その後はひたすら上に向かって登っていくだけです。

「塵も積もれば山となる」ということわざのように、「努力型」の人間は少しずつ、努力を重ねます。ここで言う努力は、なにも特別な修行をするわけではありません。【自分の仕事を、毎日きちんと丁寧にこなす】【分からないことは素直に聞く】【上司に報告・連絡・相談を欠かさない】この最低限のことができていれば、一年目、上司からの評価は間違いなく上がることでしょう。

仕事は同じことを毎日繰り返しこなせば嫌でも身に付きますし、分からないことがあれば余計なプライドは持たずに素直に聞けばいいのです。なんなら、初めのうちに分からないことを解消しておかないと、よくよく後輩が入社してきた際に、自分が教える立場に回るため聞くに聞けない状況になってしまいます。かっこわるい先輩にまっしぐらです。失敗しても許されるのが一年目、この時期に吸収できるものすべてを吸収しておきましょう。

そしてどこの職場でも「報告・連絡・相談」が出来る人材は重宝されます。いくら仕事ができる人でも、この「報連相」が出来なければ「あの人はいつも何をしているのかわからない。もしかしたら遊んでるのかも?」と思われかねません(すごく極論話ですが)。なので、どんな些細なことでも上司に密に相談した方が、双方にとってメリットしかないのです。報告があまり挙がらない人に比べて上司に把握してもらえている仕事内容も多くなるので、もしかしたら「あの子はいつもこれだけ仕事をしてくれているから今度はワンステップ上の仕事を任せてみよう」と更に上層部に提案してくれるかもしれません。

そうやって上手く上の人間を使うのも、今の時代を生き抜く上で重要です。(笑)ちなみにこの「報連相」を比較的多く実行しているのも「努力型」が多いかと重います。私の場合は、とにかく「自分の仕事が不安だから報告しておく」というのが一番にありました。でもそれによって、2年目に入り任せてもらえる仕事の幅が一気に広がったと確信しています。

こうして一か月、半年、一年、二年…「塵も積もれば山となる」。信頼はまさに「ちりつも」の法則です。一度積み重ねられた信頼は、よほどのことがない限り崩れることはまずありません。(そして何故か結構発言権が得られるようになりました(笑))

ちなみに、「天才型」の人が「努力型」の要素を持ち合わせていた場合は、もう「努力型」に勝ち目はありません(笑)。「自分がその人に勝つために何ができるか」ではなく「どうすれば一緒に仕事でいい成果をだすか」という考えにシフトチェンジして考えるしかないですね。それでも、やることは上記と変わらないです。【自分の仕事を、毎日きちんと丁寧にこなす】【分からないことは素直に聞く】【上司に報告・連絡・相談を欠かさない】これらをきちんと意識して仕事をすること。一年目、まずは信頼を獲得して社内でも自分の立ち位置をクリアに示し、より仕事が充実した二年目に突入したいものですね。