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レバレッジイールドファーミングを制する(1)〜BNB-BUSDレバ3にBUSD投入〜編

こんばんは、イケハヤ仮想通貨ラボ(ICL)で日夜勉強しているhiisunです。

AlpacaFinanceが人気です。TVLが1000Mドルを超え、autofarmに迫る勢いなんですね!

実は本日L○MEという新台に入りましたが、それなりの損失を出し撤退しました。。。

気を取り直してAlpacaFinanceでBNB-BUSDレバ3倍に入ることにしました。


ポイント

・BNB-BUSDペアではBUSDを借ります

・BNBが36%程度下落すると強制決済(清算)されます

・BNBの上げ相場で利益が大きくなります


1.レバレッジイールドファーミングとは

FXをされたことのある方ならば、レバレッジとはてこ・倍率をかけることとお分かりになるかと思います。

ここではトークンを借りてファーミングをするという意味になります。

AlpacaFinanceではBNBかBUSDかETH(記事改変時はALPACAも追加になりました)を借りてファーミングすることができます。

BNB-BUSDではBUSDを借ります。

借りたBUSDの一部がBNBにスワップされ、等価値のBNBとBUSDがLPとして組まれファーミングが行われます。


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BNB-BUSDレバレッジ3倍の場合、入れた資産の2倍のBUSDを借りるということです。

借りるわけですので、金利を支払わなければなりませんが、ファーミングとスワップなどに用いられる手数料がそれをはるかに上回ります。

Total APRがそれですが、どれも非常にいい利率です。


2.レバレッジイールドファーミングで最も気をつけるべきこと


もちろんいいことだけではありません。

お金を借りてファーミングをするということは、リミットに達すると

強制的に清算(Liquidity、ロスカット)されることがあるということです。


株でもBTCでも現物ならば極論HODLすればよいのです。

FXやレバレッジイールドファーミングでは強制決済されることこそ最も避けねばならないことだと考えます。

そのために意識せねばならないのはDebt Ratio(負債率)です。

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レバレッジ3倍の場合、自分の入れたお金の倍を借りて、時価総額を3倍にしますので、ファーミング開始当初は自己資金率33.3%、負債率66.7%からスタートします。そして、

負債率が83.33%(5/6)になれば清算される

ということになります。


3.強制決済されるのはBNBがどうなったとき?


まず、投入するBUSDをAドル分とします。
(Aドル分のBNBを投入でも手数料の差のみで、同じ結果となります。)

ポジションオープン時、2Aドル分借り入れて、合計3Aドル分のBNB-BUSD LPが作成されます。

その後BNBがポジションオープン時の α 倍に変動したとします。

その時のLP価値は3√α Aドルになります。

トークン価格変動に伴うLP価値の変動については以前の記事をご覧ください。続けます。

借り入れが2Aドルですので、

負債率は 2A÷3√αA=2/3×1/√α

これが5/6以上になるとダメということですから

ロスカットに遭う時、2/3×1/√α ≧5/6 → √α ≦ 0.8 →

  α ≦ 0.64


つまり、

BNBがポジションオープン時より36%以上下落するとロスカットされる

ということになります。


しかし、トランザクションフィーは計算に入れていませんので、もう少し余裕を見ておいた方がよいでしょう。


4.担保の追加について


それなりの想定をしていても何が起こるかわからないのが相場です。

AlpacaFinanceには担保追加機能があります。

レバレッジイールドファーミングのリスク管理として、担保不足の時に追加で入れられる余裕を残しておくのが良いと考えます。

BNB-BUSDはAPRもかなり高く、フルに活用したいペアです。

大魔界の新台などに入らず初めからアルパカ牧場にしておけばよかった。。。と反省する本日でした。

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