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心を病むと言う事(その1)

私の経験から、この話で
救われる方が居れば幸いです。

私は小さい頃からある程度は
恵まれた家庭に生まれました。
とりあえずは普通より少し豊かな環境にいたことは確かでしょう。
しかし、自然の摂理とも言うのでしょうか?
満たされていると思われる生活の中で
逆に見たものは
人々の持つ本来の醜い姿や嫌な争い事。
欲や見栄にまつわる人々の愚かな姿を
普通の家庭の子供よりは
早くに、多くみさせられた人生だったかと
今感じています。
昭和のドラマの中でよく言えば「寺内貫太郎一家」
悪く言えば深夜のドキュメンタリー番組の中の話
の様な・・・。

親族が皆寄り添いあって
元気で活気ある生活を送っていた
昭和という時代。
皆が猛烈に豊かな生活に向かって
勢いよく挑んでいた時代。
そんな時代に幼少期、思春期を過ごした私は
少し苦痛を感じてもいました。
体力的にも精神的にも
なかなかついていけないと感じる時があり、
学校には消極的に登校をして、
好きなことが学べる様になった頃には
ようやく大人になって、その時はそれなりに私は
努力は惜しみませんでした。

しかし、本質的な性格の中に、のんびりしたのどかなことが好き。
自然が好き。音楽など芸術的な事を好み、その中にいるのが
好きな性格だったので、毎日の猛烈な生活に疲れを覚えて
ふと泣きたくなることがありました。

でも私が落ち着いてのんびり過ごす事を許さない
母親がいて、絶えず叱咤激励を受け続けるその中で生きてきました。
思えば劇的な人生かな・・と思います。

気がつけば結婚をして
子供も授かり、相変わらず普通に生活をしていましたが、
いつも精神的に満たされないものが、私にはありました。
不安もありました。しかし、それでも私は幸福な人生を約束された
人間の一人と思っていました。
しかし
ある時から、過去の自分がしてきた事の色々な場面が
たくさん思い出されて
「なんであの様な事になったんだろう?
なんであの時はあんな事を言ってしまったんだろう!」
後悔が尽きないのです。
今思えば、何の意味もない様な、
今は思い出せない様な事ばかり。

何かひたすら後悔をして、台所で食器を洗いながら、いつも
思い詰めていました。
そして、外に出て、人と会うのが怖くなってみたり、
人間不信の様な気持ちになったり・・。

本来は私は楽しいことが好きで、活発だったのですが、
そんな辛い気分で過ごす事を、自分でも想像が、できませんでした。
例えば
口を聞かない夫、意地悪な姉妹、自分のエゴを押し付けてくる母親。
心から信頼できない家族、親戚、他人。
何が原因で、私の心の闇が始まったのか?
そのきっかけは何か?

心の中の奥底で、私は誰にも話す言葉を失っていました。

でも今は、克服できました。
この続きは次回に・・・・。

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