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卒展を終えて一息

1月13〜16日に開催された卒業研究・制作展、ありがとうございました。
1週間前はまだ卒展中で、すでに撤収も終えて3日経ってることに驚きです・・・

9ヶ月にわたって研究・調査・制作を行なっていたが故に、今は喪失感、やり切った感がすごくて疲れが一気にきています。この期間、常に悩み苦労して一喜一憂してました。今は休息しつつ、やるべき作業を少しずつ開始してます(なので展示から5日も過ぎた今書いてます)。

私が制作したのはA5サイズ148ページに及ぶ書籍で、卒展の中では内容を全て読み作品を体験することは決してできませんが、少しでも「あ、すごい」「これ欲しいかも」「本屋のこと気になってきたな」と思ってくれたら外向けに対しては成功です。「売っててもおかしくないクオリティ」を目指し、その小さなきっかけが研究テーマの目標の一つでもあるので。(研究のきっかけや目標についてはまだ後日)

私の作品が展示されていた空間は、書籍の他に体験型の作品があったりして賑やかでした。静かな環境ではなく、ひらけた部屋は踏み込みやすい環境でした。本屋も、私たちにとってハードルが高い場所ではなく、誰でもフラットに入ることができます。展示空間は意図せず「本と他のモノとの掛け合わせ」が行われていた環境になっていました。そんな雰囲気の中ふと私の書籍に目が止まって、なんとなくパラパラとページをめくって興味を持ってくれる。そうした体験が本屋がある生活の中で必要だと思っていました。だからその空間を作ることができたことが良かったです。

ありがたいことに、優秀作品展に選んでいただきました。学科の中で7名のみで、4月には優秀作品展が行われます。自分はいつも底辺の人間だと思っていたので「わたしが?自分でいいんか?」という気持ちです。展示最終日、優秀作品用に撮影をしてもらっている時に「あ、優秀賞だったんだ…」と実感しました。

私は公立大学の合格を蹴って学費がバカ高い武蔵美に来てしまいました。感染症の影響もあってうまくいかないこと、納得いかないこともありました。だからこそ結果を出してこの大学で勉強して成長した証を残したかったです。密かに「優秀賞が取れたら・・・」と思ってましたが、結果的に賞に選んでいただいて全てが報われた気がします。

まだ武蔵美で展示できる嬉しさと、まだ忙しい状態でワタワタしてる気持ちが共存してますが、コメントノートの感想を糧に生き延びます。ここに書いてる文章は時間が経てば恥ずかしい内容になってるとは思いますが、思ったことは言葉に。

ご愛読ありがとうございました。
今後noteで制作過程などを更新していけたらと思ってます(すごくマイペースに)

Special thanks:Photo by 友人M

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