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【3選ずつ】素敵な名前の哲学者・なんか嫌な名前の哲学者

実はぼく、大学では哲学を専攻していました。
大して身についているわけでもなくその後の仕事に役立ったわけでもないのですが、考えることが生きがいのぼくみたいな人が哲学を学ばなかったら誰が学ぶねん、とも思います。

で、哲学者や思想家っていろいろな人がいますが、中には一度聞いたら忘れられないような素敵な名前の持ち主がいます。
反対に、自分がもしその名前だったらちょっと市役所行って改名届けだしてこようかな、なんて思ってしまう珍名さんもいらっしゃいます。

というわけで、わたくしの独断と偏見によって、美名と珍名それぞれ三名ずつ紹介していきます。

美名① アリストテレス

古代ギリシャの哲学者で、プラトンの弟子としても知られている人物。
マケドニアのアレクサンドロス大王の家庭教師も務めていた古代ギリシャ最高の哲学者の一人です。

古代ギリシャの人名は独特のものがおおいのですが知名度も加味してアリストテレスがランクイン。
某映画もそうですが「アリスとテレス」のように二人分の名前に分けてもしっくりくるのもいいですね。
ドラクエVで息子と娘が生まれたとき、ぼくは「アリス」と「テレス」と名付けました。

美名② ピコ・デラ・ミランドラ

イタリアルネサンス期の哲学者。著書『人間の尊厳について』で知られています。
神学が幅をきかせていた時代を生き抜き、異端の疑いをかけられて捕えられるといった苦労も経験し31歳の若さで亡くなりました。

ピコ・デラ・ミランドラの名は人によっては珍名に感じるかもしれません。
表記ゆれとして「ピーコ・デッラ・ミランドラ」と書かれることもあり、そうなると珍名まっしぐらです。

高校の世界史や倫理の時間に彼の名が登場した時に、誰しもが口に出して言いたくなったであろう語呂の良さからランクイン。

美名③ ファイヤアーベント

20世紀の哲学者ポール・ファイヤアーベントはオーストラリア出身、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校で長年教授を務めた人物です。
『方法への挑戦』『自由人のための知』『理性よさらば』などを著書に持つ近現代の哲学者です。

名前にファイヤって入ってるのかっこよくないですか?
炎ですよ炎(注:つづりは違います)。
煉獄杏寿郎とタメを張る中二ネームじゃないですか。

珍名① クセノポン

古代ギリシャの哲学者。ソクラテスの弟子の一人でもあったクセノポン。

ただただなんとなく響きが可愛い。
こちらも表記によっては「クセノフォン」とされることもあります。こっちの方が「iphone」みたいでちょっとはマシ(?)ですが、どちらにしてもクセのある名前です。

珍名② ベーコン

同名の人が何人かいますがイギリスの哲学者フランシス・ベーコンを紹介しておきましょう。
彼はイギリス経験主義の祖であり「知識は力なり」という名言を残した人物です。「4つのイドラ」という概念を残したことでも知られています。

フランシス・ベーコンという名前を聞くと、フランス製のバターを使ってじっくりと弱火で火を通した加工肉を連想してしまいます。
高校の昼休み前の授業で出てくるとちょっとした飯テロですね。
そうでもないですか?

珍名③ メルロ=ポンティ

トリを飾るのはフランスの哲学者モーリス・メルロ=ポンティです。
フッサールやサルトルといった哲学者とも関係が深く、『知覚の現象学』を出版し、人間の主体と客体について考察した哲学者です。

学生時代ゼミで彼の著書を読む機会があったのですが、まず名前のせいで内容が頭に入ってこないという、ほろ苦く切ない経験を思い出します。

何が珍名なのか説明するとなると下ネタになってしまうので言及は避けますが、珍名と言われたら彼以上にふさわしい哲学者は他にいないでしょう。

おわりに

以上、珍名美名各3選でした。
歴史に名を遺す偉大な哲学者をつかまえてただただ名前をいじるという悪趣味な記事になってしまいましたが、哲学者ならばそういったおふざけも許してくれると信じています。
ここまで読んでくださった方。ありがとうございます。

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