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僕たちが千住で暮らす理由

千住の住人と付き合うようになって、街にほれ込んで住んでいる人が多いことに驚く。どこでも良いわけではなくこの街が好きだから住んでいる人が多い。ではこの街の魅力はどこにあるのだろうか? 銭湯/蔵/きでんきなど、古くからの建物が街のヒダとなり、そこに歴史・文化を体験してきた先人たちの情や思いが重なり、街をかたちつくられる。千住好きの人達の思いは、この街の<雰囲気>に他ならない。

今年も大学で地域社会学の講義に参加させてもらうことができた。約100名の学生とのセッションでは、『街は誰がつくるのか?』という話合いがされた。<このまちが好き>と思う気持ちは、いずれ何らかの形でまちとのかかわりをつくり、まちの成長のきっかけになるだろう。

千住は今大きな転換期にあり、あと数年するとまったく違う風景に変わることを避けられない。多くの人に千住のことを思い語ってもらうことで、良い方向に変わっていけると信じている。島のような形をしたまちには、本当に魅力がたくさんあふれている。駅のプラットフォームでは、「ひろし」が藍色のスカートをはいた彼女にプロポーズをしている風景が見えています。僕たちの未来はきっと僕たちにしかつくれないと思いながら、みなさんにとって千住が素敵な風景にみえまていますように。。

7日間お付き合いありがとうございました。

北千住島プロジェクトnote上でお届けしている島プロ ライドオン。今年のテーマは『今だからこそ1010宅論』です。 その7は、2020年10月10日にアップされました。



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