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護岸開発とマンハッタン島

マンハッタン島の大きさは千住約10倍。ベネチアは約2〜4倍の大きさ。
千住をはさむ2つの川の護岸整備はここ数年大きく変わり始ている。マンション開発や大学誘致、ワンドや治水施設など行政主導の整備も進み、様々な水辺空間と共に島の外周がつながり始めている。
千住の路地や車の少なさがベネチアに似ていると思っていたが、先日あるオーナーさんから千住をマンハッタンにする話があると聞いた。川に囲われ外沿部にそびえるタワーがそれをイメージさせているのだと思う。タワーの歴史でいくと欧米に約半世紀遅れているのだから約50年後にはあの美しいマンハッタンのようなの景色が見れる日がきたらうれしい。ここのところの千住のにぎやかさに加え、将来予想が立たない状況下において、世界から見つめてもらえるような街に変貌していく可能性を感じなくもない。ニューヨークのような魅力的な都市に合わせていくには、採光や日影等の(基準法)形態規制の壁を超えたい。
法律なレギュレーションに縛られることなく、あるべき景観の姿を市民レベルで考えることが必要だ。それが今後の世界の潮流になっていくようにも思える。となれば我々が街をしつらえる価値観を持てるかどうかで、まちの今後が決まる。ピア17やソーホーエリアのような拠点が千住市場や波止場周辺にできたら、街は大きく変わる。どちらにしても半世紀後まちは大きく変わっていると思うが、世界の都市に負けないまちとなることを期待したい。

明日は【サードプレイスとしての北千住】です。

この投稿はFacebookページで2018年8月2日に投稿されたものです。1週間でお届けする島プロライドオン〜《千住のひろば》その4です。

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