きっと私はあの時この世を解脱して、女神と会ってきたんだ。~諸行無常ったレポ~
注意
このnoteは「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常」名古屋公演1日目(4/14)のライブの単なる感想noteになります。ネタバレが大量に含まれます。というかバレしかないので、まだ見ておられない方はブラウザバックしてください。もう見たという同志の方はようこそ。この度ようやく諸行無常れたので、意気揚々と稚拙な感想文を書きます。また興奮しすぎて適当なことを言っていたり捏造している可能性もあります。それでもよければお付き合いください。
5年ぶりのライブ、名古屋で参戦
2020年東京事変のライブはチケットが取れていましたが、
憎きコロナのせいで中止に……
そのためあの伝説のライブ、不惑の余裕から実に5年ぶりのライブになり。
今回は林檎さんのライブに参戦したことがない友達を誘って、
4/14 名古屋国際会議場 センチュリーホールで参戦しました。
本当に待ってました。
待ち望み過ぎて、前日にネイルも今回ライブ仕様にして貰うという、
気合いの入れよう。
東京から名古屋に向かっているのに、
本当に数時間後に林檎さんに会えるのか不安になったりしつつ。
事前購入していたパーカーやポロシャツやマグなどを、
会場で受けとり、恒例の撮影スポットを撮影し、
林檎さんの音楽が流れているのを認識したことで、
ようやくライブが今日あるんだ……という実感が湧いてきました。
早速購入したパーカーとポロシャツに着替え、
事変のマスクとピアスを身につけ、
友達と合流。
友達は初の参戦だったので、グッズはいらないとのことでしたが。
絶対に手旗は必要、しかも今回は眼鏡付きなので。
OTKatsuセット(長寿眼鏡&長寿手旗)は友達の分も買っており、
勝手に押し付けました。(むっちゃ感謝された)
刻々と近付く、開演までの時間、
スモークが焚かれている時点でなんだかもうふわふわしてくる。
ただ待ち望み過ぎて、隣で友達はソワソワしているのに、
一周回って悟りを開いたような落ち着きぶりで待っていた私。
まあその後その悟りなんてぶち壊されます。
4曲目ぐらいで号泣
さあ何から来る!?
と思っていたらいきなり流れる「あの世の門」。
えええそれが初手でくる!?
と驚くものの今回のツアー名を考えて納得。
でもやっぱり驚く。だってこの曲エンディングっぽいのに。
でもここから私達は諸行無常に足を踏み入れたのです。
2曲目は、「我れは梔子」だったんですけど、
ごめんなさい提供曲は勉強不足でした。
でもむっちゃ良い。これもカバーした音源出してくれないかな〜。
3曲目「どん底まで」、やっぱりめっちゃいい。
もう既にフルスロットルで力強い歌声を響かせてくれる。
でもここまであんまりライブに来たという実感がなかったんですよね。
けれど4曲目、「カリソメ乙女」で諸行無常のロゴが出てきたり、
ダンサーさんが出てきて、林檎さんが歓迎の言葉を言ってくれた瞬間、
私は今5年ぶりのライブに来たんだ、
林檎さんと同じ空間にいるんだって気が付いた瞬間、
号泣しました。悟りもどっか行った。
泣くつもりなかったので自分でもびっくりしました。
でも後から友達に聞いてみると、
結構すすり泣く声が聞こえたって言ってたので安心しました。
走れゎナンバーから私達は林檎嬢ワールドに飛び込んだ
車の映像が流れた瞬間、もう何が来るかわかるよね!?
そう5曲目「走れゎナンバー」!
毎度お馴染みの映像と共に軽快に歌う林檎さん、
目も耳も忙しいよ〜417のナンバープレートだったり、
最後行き先が樹海だったり、そういうところも楽しい。
6曲目「JL005便で(remix)」で、更に私達は現世を飛び立った気がして。
remixのアレンジとても好き、今回のツアーともピッタリだし、
美しい映像と美しい歌声で、
私達は林檎さんの世界観に飛び込んで行ったんだ。
7曲目「青春の続き」もまた提供曲だったので、
不勉強で申し訳ないけれどあまり把握できてなくて。
ただむっちゃなんだろう、これまでの林檎さんにぴったりな歌詞だなって。
とても感じてしまって。
切々と歌い上げるその姿になんだか泣けてきてしまいました。
これも音源で欲しいと思うと同時に、ライブならではだからいいのかなとか
思ってしまったりもする……。いややっぱり音源欲しいです。
予想外の事変の楽曲
そんなしっとりとした雰囲気を急にぶち壊す、
8曲目「酒と下戸」。
事変の曲が来るかはあんまり考えてなくて、完全に度肝を抜かれたし、
この流れでこの曲をぶち込む!?
どういう思考を持っていたら、
『貴方を掴んでられていたらずっと安心』
みたいな可愛らしい歌詞の後に、
『お前さんを冒涜したい この世の謙遜と色情に抹殺されろ』
みたいな凄すぎる歌詞の曲を続けようと思えるんだ。
天才かよ。
今考えると酒と下戸まあまあ凄い歌詞だな 好きです。
その流れでいく9曲目「意識(remix)」。
個人的にむっちゃこのアレンジをライブで聴きたかったので大歓喜。
意識はライブごとに見せる顔が違うんですよ〜〜。
ダンサーさんとも合うね〜〜。
Daoko氏が出てくる特別演出もむっちゃ良かったです。
絶対この曲歌うに決まってる、だって諸行無常だもの
そして二桁台に入る10曲目、「神様、仏様」。
いやもうこの曲が入らない訳ない、
むしろ今回のライブのメインテーマだよ。
こうやって聞くと林檎さんの曲には宗教というか、
それっぽいテーマの曲が多いですよね。
そういや私はここまで手旗とかについて、
何も言及してなかったんですけど。
勿論ちゃんとこれまでの曲でも振ってました。
ただこの曲の時、別に誰かに教えて貰った訳じゃないのに、
otkの皆はこの曲特有の手旗の振り方するよね。
なんかそういうファンとの一体感みたいなの大好き。
前半のクライマックスを終えた気持ち でもまだ11曲目だった
11曲目は「TOKYO」。この曲の最初のピアノの音からとても好きで、
流れた瞬間とても嬉しかったですね。
擦り切れるように、振り絞るように、
歌う林檎さんの歌声と姿がとても良い……。
ただ歌声だけでこちらの心へと訴えかける、
そこに特別な演出とか要らないんだよなあ……。
聞き惚れてしまってロクな感想が出てこない。
12曲目「天国へようこそ」はまた事変の曲だし、結構予想外の選出。
しかも英語バージョン。英語の歌詞は結構凄いこと言ってるしね。
この曲も何もかも吐き出すように歌うもんだから。
聞いててこっちも胸が締め付けられたような気持ちになってしまう。
何せ最後が「I am dead」で終わるからね……。
そしてここで衣装替えで、13曲目「鶏と蛇と豚」のPVが流れる。
良い環境で見るPVは最高だな〜。
後何度見てもPVの世界観が凄い。癖が強い。
ピアノソロとか凄すぎる その後の流れも完璧
そして衣装替えが終わった後、14曲目「同じ夜」。
なんと林檎さん自らがピアノを弾いて歌う弾き語り!!
バイオリンの演奏もいいんですけど、ピアノもむっちゃ良い。
というかこの人なんでも出来るな……。
ピアノの方がしっとりとした歌い方だし、何よりどっちも音が良い。
ピアノを弾く林檎さん美しすぎ、女神か。
余韻に浸っていたい〜。
とかいう気持ちもぶっ飛ばす15曲目「人生は夢だらけ」!
もはやライブでの定番曲。ピアノで始まる繋がりかな。
今回も情感がたっぷり籠った歌い方、
このご時世無くしがちの心を、取り戻すような。
「この人生は夢だらけ〜」で腕を突き上げるの大好き。
林檎さんにも色々あっただろうに、
それでもこのライブをやってくれたことに、
本当に感謝してしまう。
なんかそんなことを感じてまた泣いてました。
この曲は泣くよ、仕方ない。
どうしてもクライマックス感が出るけれど、まだ終わらない。
16曲目「仏だけ徒歩」。
確かに今回のライブのテーマにぴったりな曲だよね。
今回は事変じゃないから、ソロ用アレンジされてたんだけど、
またそれもとても良い。いつか事変のライブでも聞いてみたいけど。
今回聞くことができて大変嬉しかったですね。
新曲!?聞いてないが!?そんでなんでこんな可愛いの!?まだ進化するの!?!
そして17曲目、「私は猫の目」。な、なんと新曲。
タイトルからして可愛くないですか?
PV一瞬林檎さんかと思ったけど違うかった。
猫耳な林檎さんも可愛いと思うので、いつか付けてほしい。
というかむっちゃ可愛い。びっくりするほど歌い方が可愛い。
さっきまでの流れがまた変わって、その可愛さの暴力に、
私はノックアウトされてました。可愛いしか出てこない。
そのまま入った18曲目、「公然の秘密」。
は〜あのPVの感じのダンスもやってくれるの、最高だな、
というかやっぱり可愛いな。
いや可愛いのは知ってるんですけど、また磨きかかってません??
どれだけ進化するんだ、とても恐ろしい。
19曲目、「女の子は誰でも」。
なんか扉から出てきたり、セットが凝ってる〜!
えっ歌い方もいつもより可愛いよりじゃないですか、
確かにこの曲は可愛いけれど。
どういうことなの、可愛さでファンを殺す気だな。
この曲の流れ全部可愛いしか感想出てこなかった。
最高。
カバーから始まり続く「い」から始まる曲シリーズ
不勉強なので20曲目のカバー「eternal flame」全然わからなかった……。
でも林檎さんが歌えば全部なんでも良く聞こえちゃう。。
というか有名な曲なんですね、よく結婚式とかで流すんだ……。
そして21曲目、「いろはにほへと」!
画面も色がいっぱい出てくるのがとても良き。
後タンバリンも似合う人なんですよね、林檎さんは。
タンバリン鳴らしてるの見るの大好き。
マジで音程取りにくいし、難しい曲をいつも林檎さんは軽々と歌うね……。
この不思議な魅力を持った曲は、林檎さんしか歌えないよ……。
22曲目、「命の息吹き」、これも提供曲なのでノーマークでした。
自分の不勉強さ具合が際立つね、今後はちゃんとキャッチアップしなきゃ。
いやでもこの曲もむっちゃ良い。
『誰よりも何よりも今日を生きてゐるもの』とか歌詞も良いなあ。
毎回言っちゃうけど林檎さんが歌ったバージョンの音源も欲しいです。
23曲目、「いとをかし」。
意外にいから始まる曲多いんですね。
毎回思うんですけど、これがおじゃる丸のエンディングテーマなの凄い。
世の子供達が英才教育受けてる。
歌詞の雅さがね、本当におじゃる丸の世界観にも合わせて凄いし。
メロディと相まってとても美しいんだよなあ。
日本語の美しさと林檎さんの歌い方の優しさを感じて、
本当に沁みる……今の世の中に必要な曲だよ……。
ようやく出番だ長寿眼鏡!そして神繋ぎの三曲
24曲目「長く短い祭」!ここで表示される眼鏡をかけろというアナウンス!
しかし実は私はこれまでの曲の間、眼鏡をしていました。
照明が眩しすぎるのである方がちょうどよくて……。
だからこれまであまり林檎さんの顔とか見えてなかったんですよね。
それが神が歌っている感を演出していて良かったかもしれない……。
長く短い祭の後は外しましたけど。
今回は本当に長く短い祭り感が出ていた。
花火とか上がって、銀テープも落ちてきて。
眼鏡かけてたらスポットライトが林檎になってるんですよ、
むっちゃ可愛いしなんかクスッとくる。
歌は素晴らしくてお祭りの終わりを予感してしまって、
諸行無常感をなんか感じてしまって、私はまた泣いた。
そしてその後25曲目「緑酒」!これは事変の曲だけど聴きたかったから、
本当に嬉しかった。周りも歓声をあげていたように思う。
今の世の中に絶対必要な歌詞なんだよ、緑酒は。
林檎さんも色々な気持ちを込めて歌っていたように思う。
いやね本当に良かったんですよ……やっぱり泣いた。
今回泣きすぎでは?
そして林檎さんが緑酒の途中からギターを着け始める。
緑酒ギター弾くところないよな、どうなるんだろうって思ってたら。
そのまま繋がって26曲目「NIPPON」!!
歌詞も曲も良い、盛り上がりが半端ない。
この三曲の繋ぎが本当に良かった、良すぎた。
そしてギターをかき鳴らす林檎さんかっこいいんだよな〜〜。
本当にかっこいい、そして美人、何年経っても若いままなんだよ。
むしろ若くなってる!?って私は毎回言っている。
そして遂にアンコール 私達は諸行無常を知り、日常へ戻る また会える日を願って
一旦引っ込んでしまった演者の皆様の為に、手拍子をする、
その時間は楽しいけれど、寂しい。
だってもうすぐ終わりが近づいているから。
でもまた出てきて曲を奏でてくれるのは嬉しい。
アンコール前のMCの林檎さんもまじ可愛い。
いつもは90分ぐらいでスマートにやってますんで、
120分はまれなんでって言ってたけど。
また是非120分もやってほしい、大変じゃなければ……。
ぎゅっとパッとっていう動きがまじ可愛いかったけど。
またお越しくださいなんて言われたらもう絶対行くから。
そんなアンコール1曲目は「母国情緒」。
今回は事変の曲も多くてとても良かったなあ。
最初に吹くホイッスルがまさかのカサカサ音で受けたんですけど、
あれ毎回ってマジですか?わざとカサカサさせて反応を楽しんでる?
可愛すぎるでしょ……何しても可愛い。
嗚呼、本当に林檎さんと母国が同じで良かった。
そのお陰で林檎さんの曲の良さも、言葉の美しさも、煌めきもわかるもの。
アンコール2曲目は、「ありあまる富」。
これが本当にラストの曲だけれど、ラストに相応しい曲だなあって。
背景にPVが流れて、こうやって林檎さんの歌を、
直接聞くことが出来て幸せだったなあって。
私には確かにありあまる富だった。
ただ歌っている林檎さんから少しも目が逸らせず、
あの場所には私と林檎さんしか存在していない、そんな気がした。
全ての演目が終わった後、流れるエンディング。
ファミコンっぽい映像が、今回のテーマなのか。
ノスタルジー溢れる映像は可愛いのに、味わいがあって。
あのツアーは何度も行われているけれど、
あの時の名古屋公演は一回きりで。
諸行無常を知った私達は、このライブを胸に、日常へ戻って。
でもまた会える日を楽しみにしています。
ニルヴァーナ!
最後に
円盤が待ちきれません。
もう一度細かいところ反芻したい。
でも今はこの諸行無常を味わってもおきたい。
5年ぶりのライブ、本当に最高でした。
このライブに携わってくださった皆様に大感謝です。
そして5年、本当に頑張って生きてきて良かったね。
今後も活躍を期待すると同時に、
椎名林檎嬢の健康と幸せを祈っています。
そしてこんな稚拙な文を最後まで読んでくださった皆様、
本当にありがとうございました!!
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