自主性を大切にする育児…

 子どもの自主性を大切にすることと、わがまま放題を看過することって、どう違うのだろう。ずっとぼんやり考えたり考えないようにしたりしてたけど、いよいよ育児に行き詰まってきたのでちょっとしっかり考えてみようと思っている。
 『92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て』大川繁子
 図書館で予約しててようやく借りられた本。まずはここに答えを見つけられるかどうか。
 とりあえず半分くらいまで読んでみた感想。
 大川氏の保育園の保育方針はモンテッソーリ教育法とアドラー心理学を組み合わせたものだそう。出た、モンテッソーリ。そしてアドラー。予備知識のレベルでは、「モンテッソーリ=子どものやりたいことを邪魔しない」「アドラー=叱らない&褒めない」。モンテッソーリについては、そりゃそれができれば理想だけどさ、難しいのよ…。アドラーについては、叱らないのはまあわかるとして、褒めないって何よ。なんのために?といった浅い疑問をもっている。
 そしてこの本を途中まで読んだ今現在、この浅い疑問はまだ解決を見ていない。残りのページで伏線回収してくれることを願う。
 ただし、自分がそうしたいと思っている育児の形にとても近いことは間違いないので、ひねくれた読み方をするのじゃなくてきちんと内面化できるものを見つけたいと思う。大川氏の、自分も3人の子どもを育てたけど当時は全然うまくいかなかった、という言葉が、今の自分の行き詰まった状況、そしてこの本を読むにあたっての気持ちも、全体的に軽くしてくれた。
 次につづく。