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それでも綿の木は

コロナコロナで
人間は
今まで当たり前にやってたことが
思うようにできず
ストレスを溜めている。

学校に振り回される子供たち

会社に振り回される大人たち

社会に振り回される母たち・・・。


振り回されないようにと
自分のペースで切り替えて動いている人も
いるかもしれないけど
先の不安から、
とりあえず目先の事をコツコツこなすだけで
あとは自粛生活という人も
少なくないのでは。

切り替えてうまく遊んでいる人も
中にはいる。

視野が広い人はとても対応力があって
素晴らしいなと思う。

私はと言えば
家にこもる事はもともと苦手ではなく
むしろ自粛生活中のほうが
自分のやりたいことに専念出来て
中々良かった。

こんなことを言うと、
コロナで大変な思いをしている人からの
批判が凄すぎるかもしれないが。。。

元々コロナ時代に入る前から
不自由である事は何も変わっていない。

要領よく生きられる人
自分の利益を考えられる人が
生き残れる社会に
我が家の子たちは学校時代からすでに
疲れ果ててしまい
私もその対応に疲れて引きこもっていた。

全体で見ればほんの一割にも満たないような
不登校の生徒がいるという時代には
何も変わらなかった社会が
緊急で休校になった時、
無料で様々なメディアが学習の提供を無償でし始めた。

少人数である時こそやってほしかったが。

心底驚いた。


逆に言えば、
少数派の時は
お前らのわがままで学校行ってないんだから
自分たちで何とかしろよと言わんばかりの社会だなと
本当に悲しくなった。

本当に困っていたのに。。。
この先どうなってしまうのか。。。と。

全体が休校となった時、
私たち家族は慌てることなく変わらない日常を
過ごしていた。

コロナが怖いからと休むことは不登校にはならない。

学校が怖くて行けなくなってしまった場合は
不登校と言われ
「がんばれない子」「すぐ弱音を吐く」
「もっとがんばれ」
そういわれるのに・・・。

今でこそ、弱くても良いじゃんって
そう思えるけれども。

自分の人生を生き抜く強ささえあれば
それで十分だと思うから。

幸いなのか何なのか、
学校でよく頑張っていたわが子たちは
無理をしすぎたために体調に出てしまい
学校に通える状態ではなかったため
ゆっくり休んで元気になったらまた登校して下さいと
温かい対応をしてはもらえたけれども。

学校の先生にも頑張りを認めてもらっていて
批判めいたことは言われなかった。

私の脳みそを切り替えるのはとても大変でしたが。。。

このコロナ時代に思うのは
真面目過ぎずほどほどに手を抜ける人は
どんな時代になってもあまりダメージが無いのだなと
そういう事。

もともと身体もそんなに強くなく
責任感は強くて真面目で優しすぎてしまう
我が家の子たちの場合、
自粛はちゃんと守るし息抜きも下手で。
かなり疲れが出てしまっている。

笑っちゃうんだけどね。

それが素晴らしくて美徳とすら言われていたのに
仇になるときもあるなんて。。。(笑)


そんな中でも
二年越しに綿の木に綿の実がついた。

始めてその綿を見たとき、
なんだかとても感動した。

人間は止まってしまったように感じた日々だったけど
自然はちゃんと移り変わっていて、
生きるために必要な物を実らせてくれる。

人間が多くを望まなければ
優しく大いなる地球が私たちを生かすため
様々なものを提供してくれている。

ある沖縄のフィトセラピストの話を
聞いたことがある。

又聞きなのだけども
彼女は植物と話すことが出来て、
その土地に育つ植物を見ただけで
その土地の人たちがどのような病を
患っていることが多いかを
理解することが出来るそうだ。

またとある森に住む魔法使いのような人が
「森の中に体に出た症状と同じ形の植物を取ってきて
煎じて飲みなさい」という治療をしているとか。

アメリカ人が来て、その広大な森林を燃やし
トウモロコシ畑にしてしまった時、
「あなたたちが何かの病で困った時、私にはもう
貴方たちを直してあげられる手段がない」
そういってオイオイ泣いたとか。

様々な困った病を
植物が直してくれるのだ。

何とも美しいと思わないか?

人間が無理やり生きるために
様々な便利なものが生まれた。

西洋医学もしかり。
風雨を問わず活動できる建物もしかり。

自然の移り変わり関係なく繰り広げられる
人間社会は
強い人しか生き残れない生きにくい世界だ。

天気の悪い日は体を休めたり
体調が悪い日はゆっくり養生したり
そんなことが難しいくらい
何かに追われるように勉強、そして仕事をしてきた社会。

一体だれの為の人生なのか。。。

コロナはいろんなことを教えてくれた。

本当に大切なのは何なのかも。

かくゆう我が家の庭にはドクダミ、スギナなどが
ほったらかしていても自然と生えてくる。
ドクダミ茶、スギナ茶など生薬としても使われてますね。

ドクダミには毒を止める、利尿作用など
効能がある。生薬としても使われていて
独特の匂いに苦手な人も多いと思う。

我が家によくある病気は何なのだろう(笑)


私が小さいころには母によくドクダミ茶を飲まされた。

子供心にこれは苦手だったが
今でも何があっても体が病気にならず
どれだけ精神病薬を飲んでも肝臓や腎臓が元気で居てくれるのは
健康を気遣って色々食べさせてくれた母のおかげかもしれない。

アロエやドクダミ、柿の葉茶、ビワの葉エキス。。。
梅酢や梅肉エキスなどなど

日本にも昔から伝わる様々な症状に効く薬になるものは沢山ある。

西洋医学で症状を取って無理やり帳尻を合わせている今。

身体の無理が心の無理に繋がって
心が病気になる人も多いですね。

何のために生きているのか
分からなくなっている人も多い。

私達は地球に生かされている存在であると
気付くことが出来たら、
もっと人にも地球にも優しい生活が送れるように
なるのかもしれない。

綿の木を見て、そんなことを思った
真夏の暑い午後なのでした。





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