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姫より女王になりたい

流行りの某バトロワゲームのフレンド募集のために最近別垢を作ったぽちまるです。

自己紹介カードなるものに、性別、お気に入り武器、戦績などを書いてツイートするといいねやDMがたくさん来る。これは私と遊びたいというよりも、女の子と遊びたいというだけ。つまり「個人」ではなく「性別」に対する需要が大きいだけで、フレンドを探している他の女の子たちにも全く同じことが起こっている。

「本垢のときよりもちやほやされてると思うけど、どんな気持ち?」みたいな質問をもらって、「すごく釣れてて面白い、大漁大漁」みたいなテキトーな返事をしてしまった。まだ6人としか遊んでいないため、あくまで現時点での体験談ということになるが、思うところがあったのでまとめてみようと思う。


まず、私自身あまり「ちやほやされている」と感じていない。それはなぜか?

①あくまで「戦友」を求めているから
②重要視しているのは「性別」だから
③互いにまだ狸だから


①あくまで戦友を求めているから
このゲームでフレンド募集している層はゲームに熱心に取り組んでいる。3人1チーム×20組の計60人がフィールドを駆け回り撃ちあうゲームだが、友達とパーティーを組まない限りランダムで知らない人と3人チームになる。そのため、自分と実力差があってイラつくとか、意思疎通ができなくて不便とか、そういった不満を解消するためにボイチャできるフレンドを募集しているのだ。

その戦友が「女の子だとベター」なだけであって、「女の子と絡むこと」の優先順位は戦友探しより低くなっている。だから、女の子だからといってベタベタちやほやとお姫様扱いされるわけではないのだ。みんな直すべきところは指摘してくれるし、強くなるために何をすべきかアドバイスもしてくれるので、いわゆる姫プではないと思う。

それに来るDMも、いつ遊ぶかを決めるためだけの簡素な連絡が多く、別にちやほやされている感じはしない。


②重要視しているのは「性別」だから
戦友の条件を満たしたら次は性別の条件が出てくる。「褒められるなら男より女の方がいい」「女には教える気になるけど、男なら調べろやって思う」「寂しがり屋だから誰かとゲームがしたい。それが女の子だといいな」など、フレンド申請はあくまで性別に対するアクションであり、私個人に対してのものではない。これは単なる営業であり、誰に対しても使われる常套句でちやほやされていると感じるのは難しい。

本垢でピアノ弾いていたときの方が「ミスタッチ多いけど好き」とか「原曲に忠実で好き」とか、私のしたことに対するリアクションを得ることができたので、単純なちやほや度ならむしろこっちの方が高かったと言えるだろう。

つまり私という個人にフォーカスしたアクションでなければ、ちやほやにそもそもカウントされないということだ。


③互いにまだ狸だから
相手には「女の子と遊ぶ」という目的があり、私には「ゆるふわ女子営業で人間観察のネタになる人を集める」という目的がある。互いの目的や欲求を満たすため、またはそれを円滑に進めていくための言葉の応酬なので、そこで交わされる言葉にそれ以上の意味はない。私はちやほやをカウントするのに「愛着」が必要なため、まだ互いにそれを感じていない状況ではちやほやを検知できない。それにはもう少し交流を続けて愛着を育む必要があるのだ。


私の「遊ぶ友達募集中!」に対してたくさんの反応がきたという状況だけ見れば、確かにちやほや?なのかもしれないけど、別にそんな風に感じたことなかったよという話でした。

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おまけ:そもそもちやほやされたいと思わない説

私は「愛着をもとに発生する個人に対するリアクション」でなければちやほやにカウントしないよという話を上記でしてきましたが、ここで世間一般のちやほやについて少し考えていきたいと思います。

ゲーム界隈で男性から女性に対して行われるちやほや行為の一つに「姫プ」があります。女性プレイヤーに対して、男性プレイヤーがゲーム内で強い装備や回復アイテムをあげる、自分が戦って女性プレイヤーを守るなどの行為を指しています。

他にもオタサーの姫など男→女のちやほや行為はけっこうあるんじゃないでしょうか。
ただ、これらのちやほや行為がどうも好かんのですよ。

「姫」は守られる存在であり、愛玩される客体という性格が強くあります。
人間のぞき見が好きな私はあくまで他人を愛玩する主体でありたいため、姫とはどうも相性が悪いようです。

なので、なるなら女帝か女王がいいな~と思った次第です。

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