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ビジカジ


ビジカジって難しい。

男のビジカジはもっと選択肢が広がればいいと思っている。


学生時代の反抗。これが、ベージュのカーディガン。男子の校則で許されていたのが、黒、グレー、ネイビーのカーディガン。女子の校則で許されていたのが、この3色に加えて、もう1色。ベージュ。この1色の違いが本当に当時の自分には理解できず、なんなら不平等だと少し怒っており、反抗でベージュのカーディガンを着ていた。先生もおそらくそこまでの微細な違いに気付いておらず、普通にスルーしてもらっていた。


たまに起きる、女性の方がお洒落の幅が広いという事案。これにちょっとだけ過敏に反応してしまう自分がいる。ジェンダーとかの問題とか、男女不平等とかの話が出ると正直男の自分からしたら、これが一番気になっている。


ビジネスにおいても、男性はまぁゆーてもスーツ一択。そこから崩すビジカジも、基本的にはシャツとスラックス、革靴(革スニーカー)ぐらい。基本落ち着いた色。髪も短いのが当たり前。黒が当たり前。なんにしても、とりまジャケット羽織れ。

一方、女性のビジカジは年々バリエーションが広がっており、Tシャツスタイルもアリのところも出てきた。とファッション誌にも出ていた。明るい色とりどりのパステルの色味と、何故かあまりとやかく言われずにOKとなっている地味茶髪。男性はダメだが、女性ならば髪が長くて顔に垂れかかっていても良しとなるのは、女性が美しいからみたいな、基準の古い美意識の話になるのか。どうなのか。男性のロン毛という言い方にだって相当なトゲを感じる。

男性のビジカジでTシャツは無しだろう、という意見がきっとまだ大半だ。何故女性はいいとされてきているのか。きちんとして見えれば、男性もTシャツで仕事しても良いのか。そもそもきちんとして見えたらどんな服でもいいのか。人の印象次第で変わる基準は難しい。


別にスーツもかっこいいけど、男性のビジカジも広がっていけばいいと思う。おじさんのジャケパンスタイルだけでなく、若い男性向けの新しいビジカジを提案するファッション誌、ないだろうか。



おじさんやおばさんたちの目を掻い潜って、

ビジネスでもちょっと反抗、してみたい。








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