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秘宝新聞vol.9 2020年夏号

こんにちは秘宝新聞です。
今日は秘宝新聞vol.9
2020年夏号をココに載せてみようと思います。



どうも皆様こんにちは。秘宝新聞です。

2020 年夏、もう夏ですね!
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今年は梅雨が長く、そしてたくさんの雨が降り、洪水などの被害もあり、大変な梅雨でしたね。こういうニュースを見るたびに何とも言えないような、どこに悲しみや怒りをむけたらいいのかわからないような、妙な気持ちになります。それにしてもこんなに長い梅雨にびっくりです。

さて秘宝新聞も 9 回目を迎えました。
秘宝新聞は、変なもの、不思議、あやしいもの、オカシイことを見つけてはとコラムと共に掲載してみたり、素敵なスポットや SHOP を、紹介するというコンセプトではじめたフリーペーパーですので、コロナに負けずに、危険を回避しつつ、変なものを探したり出かけたり、妄想したり、楽しくお送りしたいと思います。

そして今までは 2 枚に収まるように、文字制限もそれなりにして書いていたのですが、今後は、書きたいだけ書こう!!という事になり、何かが解放された気分です( ´艸`)パンツを履いていないような解放感と不安の入り混じる気持ち。スース―

さて今回は内容が恥ずかしいんだよう。
テーマは「恥ずかしい」

恥ずかしいって、なんだろう?恥ずかしいの正体がわかればいいのに。

「恥ずかしいという事。」byしる子

照れてしまってやらずにスルーしようとする我が家の二男坊を見て、自分の過去に想いを馳せる。
恥ずかしくてやらなかった事、やらないと決めたのに、あとで後悔した事、そんな事が多かったなと思う。

恥ずかしさは年齢とともに消えたと言うか、年齢を経て、積み重ねて来た経験が、それを恥ずかしいと思わせなくなったと言う方が正しいかもしれない。

自分が恥ずかしいと思っていたより、他人はそうは思っていなくて、本当に単なる自分の思い込みだったのだと気づく。

自分は周りに多大なる影響を与える、与えてしまう申し訳ない存在、みたいな、ある意味自分の事を過大評価していただけなのかもしれない。

「他人はそんなに見てないよ」そう言われれる度に「え、だってあの時はこんな目にあった…」なんて、思いもよらない展開で自分が矢面に立ってしまった場面を思い出す。

傷付いたり、落ち込んだりした経験をまたしたくないから、恥ずかしいという感情とともに自分を押し込めようとする。自分側から見るだけでは分からない事。

例えば自分の子供がそう悩んでいたら、取るに足らない事だと言うかもしれないな。でも本人は恥ずかしいのだ。何をもってしても恥ずかしく、顔は赤くなるし、その場から走って逃げたくなるし、そんな自分にも嫌気が差すし、もう消えて無くなりたいとか思ってしまう。

そんな事もあるよね。
私は本当に沢山あった。
人前で発表するのも涙声になってしまったりとか。

でもね、その恥ずかしい気持ちがあれば、その反対側の事ができた時に嬉しいと思う。反対側の事ができた子供を見て、親も成長を感じるものね。

そして両側の経験値を獲得するのだ。

こと女性は、恥ずかしさがある方が色っぽかったり、モテたりする場合もある。モジモジしてる姿に男性は萌えたりとかね。漫画の世界みたいだけど、現実にもある。

そして最近は、恥ずかしいと言う感情を、年をとると乗り越えて図々しくもなるな、なんて思っています。
そんなお年頃。

「恥の意識」byはつ子

「恥の多い生涯を送ってきました。」と いうのは、太宰治の人間失格の冒頭ですが、私も、恥の意識とともに歩んできたように思いますです。

そもそも恥ずかしいってなんでしょうね?

照れ屋さん、恥ずかしがり屋さん、シャイ、色々ありますし、恥知らず、生き恥、恥晒し等々、たくさん、恥ずかしいという事と罪悪感が結びつくような言葉もあったりして、、、

これらの言葉を眺めていると人というものは、もしかしたら生きるという事に対してそもそも、恐怖心や不安を抱いているのでないだろうか?

恥の対極にいるのがオバタリアンですが。懐かしい(笑)

おばさんと言われる歳になって、私はやっと、この「恥ずかしい気持ち」というものからも少し解放された気がします。いつもなんとなく申し訳ないような、こんな自分じゃダメなような、生きていること自体が恥ずかしいような、そんな感覚がいつも私にはへばりついて居たけれど。。。

そんな気持ちも、年齢や記憶力の低下と共に、消えていき(笑)今となっては色々と厚かましいことも出来るようになり、これはこれでどうなんだろう?と、恥じらいと共にあった日々が遠い過去のように感じる日もあります。
人生を自分のために楽しもう。最近は漬物があれば何もいらない。

ところで皆様、テレビショッピングや通販はお好きですか?
ついつい買って、しっぱいしたものはありませんか?次はそんなテーマです。

「通販で買った無駄なもの」~しる子の場合

通常で買った無駄なものと言うと、私は、いの 1 番に「ワンダーコア」を挙げますね。

過去に両腕を一気に骨折しまして、両腕が使えないので腹筋と足の上げ下ろしの反動で起き上がらないといけなくて、腹筋強化に買ったはいいのですが…一緒に使おうと言っていた長男が何かをいじって必要なネジとか外してしまい、部品がズレたりして危なくなってしばらく置いてあったのだけど、ほとんど使わないまま処分することになりました。

お手軽だったのに、こういうダイエット系のものを買うといつも思います。

買っただけで痩せればいいのに。

お掃除用のシャークスチームモップも同じだったな。

買っただけで家が綺麗になればいいのに。

結局、苦手なものを道具で埋めようとしても無駄だなと思い返す人生です、はい。

「通販で買った無駄なもの」~はつ子の場合

通販で買った無駄だったもの。色々あるけど、強いて挙げるならそれは、子どもたちが小さかったころ買った数々の洗剤。

テレビの中では、どんな汚れも、あっという間に、そして、なんでも綺麗になっていく。その様を見ては、期待に胸が膨らんでしまう。

テーブルのウラや壁の子どもたちの落書き、自分の家のカーテンや壁の汚れがすこぶる綺麗に取れるような気がしては買ってしまうのでした。しかし、綺麗に汚れが落ちたためしがない。なのにまた、あのデモンストレーションに騙されてしまうのだ。お値段もそう安くはないのよね。

そしてなぜか、2 個セットなの???い、要らない!!

おススメ書籍
青蠅

熊谷守一 著 出版社 求竜堂刊行年 昭和 55 年 ページ数 349p 図・肖像 28 枚

私もまだ、途中までしか読んでいない本ですが良いです。
熊谷守一が 95 歳のときの随筆集だそうです。読んでいると、とても丁寧な言葉の文章で、のんびりとゆっくりとと話しかられているような感覚になってきます。
読むと、気持ちがスッキリ晴れ渡るような感覚になります。

熊谷守一(1880~1977)画家
日本の画家。フォービズムの画家と位置づけられている。
しかし作風は徐々にシンプルになり、晩年は抽象絵画に接近した。富裕層の出身であるが極度の芸術家気質で貧乏生活を送り、「二科展」に出品を続け「画壇の仙人」と呼ばれた。勲三等(辞退)、文化勲章(辞退)。


この人のことを知ったのは 3 年ほど前で「下手な人は下手な絵をかきなさい」その言葉のまっすぐさがずいぶん心に染み込んでいっぺんに好きになってしまいました。興味のある人がいるかどうかわかりませんが、どうにも好きなので書いてみました。この人のことを調べると出てくるエピソードに思わずグフグフと笑ってしまうものばかりです。どうしても、自分のその時のそのままでいてしまう。才能が認められているのに絵を売る気がなかったり、風呂が嫌いだったり、わがままというより、超自然体な姿で魅力的です。
「モリのいる場所」という映画にもなっているようですね。
観てみたいなぁ。奥様役が樹木希林。

*編集後記*
雨も好きだけど、焦げそうな夏も好き。
海に行きたいです。

振り返って。
この、vol.9から確か、札幌のおしゃれなカフェファビュラスさんの中にあるアートスペースハナアグラさんに、こちらのフリーペーパーを置いて頂けることになったのでした。海を越えて、このような雑談が読まれることを、うれしく思い胸が熱くなりました( ^)o(^ )
しかしながら、ハナアグラが今年は閉店ということで、非常に残念に思います。。。。涙

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