女の子と女の子、恋する味は?

さらっと苦いコーヒーの後味が…好きになれたらな。

女性で女性を好きって、難しいんだよな。
絶対数的に人口が少数派だし、出会っても好きなるかならないかの、ビアンの女の子同士の好意と好意が交差して、けっきょく相容れず終わっていく事もある。

今まで好きになった子は、例えるなら。お店でコーヒーを頼んだら、思った味や展開にならなくて…そのまま自分だけ置き去りにして、体だけがワンコインだけ払って店を出る感じかな…

思った通りにはいかなよな人生って…

何が答えとか正解はないけど、もっと甘い方がいいのか、酸っぱい方がいいのか分からないまはま…今度は違う店でコーヒーを頼むんだけどね、そもそもコーヒーっていう物をそんなに好きじゃないし、得意じゃないのが…恋愛の不器用さに出てるんだよね。

自分はその苦手なコーヒーを、何度も違うなって飲んで悔やんでる。
隣に座る女の子を探して…。

想い出すと昔出会った子は、20代でずっと自分より若く、小柄で色白で、その体に病気を患っていた、薬で病気を抑えて治療しながら大阪へやって来た子だった……。その子は爆風かの如く、小さな体にエネルギーを溢れさせ、そのまま太陽へ舞い上がるくらい夢を追いかける子だった。

自分がついていけないくらいの情熱が彼女にあった、そのまま地上へ置いてかれて、ずっとその子は遠くへ行ってしまった。
そのあと、SNSでまた病気が重くなって、治療に専念すると故郷へ帰っていった。もうどうしてるかは分からない…

自分は後悔した…。あの時話をして、夢を実現させる姿をもっと肯定してあげたら良かった。情熱が恋愛にそんなに向けられてなかった事への嫉妬と、歳が離れていて共感し合うのが難しかった、私は年齢は先に行ってるが、彼女は心がもっと先へ行っていた。だから…噛み合わなかったんだ。
でも、恋愛に縁のない私にしたら、良い勉強になった。
今にして思えば、もっと肯定してあげれば良かったんだ…なぜ嫉妬する感情を抑えられなかったんだろう…。

ただ今やっている事や頑張ってる事を頷いて、聴いてあげたらよかったんだ。応援までいかなくても、それが出来たらもう少し変わったかもしれない。

でももう夢を追いかける人は懲り懲りだと思った。情熱的で魅力に溢れているけれど、自分の器では受け止めてきれない。とても印象的な子だったな。

思って描いてる理想と、自分にちょうど馴染む味加減は違う。

自分はただいつもの休みの日なんかに、彼女と2人で自然の中でへ出かけ、シートを広げて一杯お茶でもしながら、くだらない冗談でくすぐり合い、草木のなかで…風が気持ち良いって言い合いたいだけだ。

それだけなのに…難しいな。笑

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