引きこもり無人島

世間コロナ危機はこれからどうなるのか?
終息していくか、いつまで続くのか?

飲食店の休業要請にかなりの人が、生活に苦しんでいるし、テイクアウトで開店している店に嫌がらせの張り紙が貼られたり。

ニュースを聞いてると心が痛い。

有名人の感染や訃報も緊張感を感じる。

今自分が出来る事は、静かに自粛する事。それだけだ。

そう思い月曜日仕事を休み、火曜日も朝から仕事に出て、3時に退社。明日からゴールデンウィーク終わりまで会社は休みになる。

会社へ出て家で静かに自粛、買い物に行くくらいしか外へ出ず。ほとんど引きこもり生活だ。

一見自由そう見えるが、読者し、運動したり、ノートにコラムを書いたりして時間を過ごす。もうこの生活が何週間続いてるだろう。

友達とはLINEで電話したりするぐらいで、直接会えない。

外食も控えてるし、趣味の本屋にも行かない。遊びなんてもっての他、ほぼ引きこもり生活で、そろそろメンタルがギリギリになってくる。

この先どうなるのか・・・。

ふと思った、これは無人島に隔離されてるのと近いのではないか。

無人島で外の世界と遮断された世界にでもいるような気持ちになった。

大袈裟か?確かに大袈裟だろう、スーパーやコンビニには行けるし、食べる物にも困らない、携帯だって繋がる。

しかし私は無人島にいるように錯覚した。

海の向こう遥かなたには、島があり街があり友人や家族がいて人の触れ合いがある、自由に遊べる場所があり、仕事があり収入がある。

今はこの無人島の中で嵐が過ぎるのを待つ。

今までこんなにも一人で時間を過ごしただろうか?

人とこんなにも接しない行動が狭められる事が、この街であるなんて。

一人をより一層深め、人として普通に過ごす事の大切さを感じる。一緒に暮らしている家族がいたら又違うのか。

毎日を過ごす時間に、ジワジワと指先が無にかじられ、ピリピリ痺れて我慢に蝕まれる。

しかし大丈夫、まだ少なくとも人と接する機会はある。仕事も暫くしたら復活する。

希望を捨ててはいけない、私にはまだこうやって文章を書くという手段と喜びがある。後少し後少しと思いたい。

この状況が一年二年続いたとしても、数ヶ月で終息したとしても。
ひっそりと淡々と待つこの事態が終わるのを、ただ毎日と向き合いながら沢山の暇つぶしをして、それに時間を裂き、生きる為にじっと待つ。

いつか元の世界に戻れるよう。
生き生きと笑い合い、肌で空気を感じ、目まぐるしく活動した、あの当たり前だったあの頃へ。

けれどもう昔みたいに当たり前と感じられないのでは、終息した世界をどう感じるのだろう。

私はただ、今辛い思いをしている沢山の医療関係者やその家族、世界の全ての人に平和が訪れて欲しい。

一人の無人島からそ思う事で、多少は孤独から抜け出せる。世間は狭いのではない一人でもない、見方次第だ。

今はただ自分の時間を過ごすそれも貴重だ。孤独を自分自身の中に落とす事で救われる。今までやれなかったやりたい事をしている。自分も見つめ直している。

全てのきっかけをこの状況が与えてくれた。沢山の犠牲を払い・・・。

皆で生きたい、皆で生きよう、生かされてる私達は。

後少しもう少し・・・。

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