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第935回 野鳥と餌台

①https://gardenstory.jp/exterior/3185より引用の野鳥と餌台(左からマヒワ体長約12㌢、シメ体長約19㌢、マヒワ二羽に続いて、ウソ体長約16㌢)

   ガーデニングが世間では流行っていて、色んな野鳥が好きそうな草木を植えて、野鳥を自宅の庭に呼び寄せることが行われているらしいです。以前にも野鳥が好む樹木を語りましたが、今回のガーデニングの中での餌台には、色んな種類の野鳥たちが集まることと思います。特にどんな野鳥でも冬場に餌を探すのは大変かと思います。そんな餌の乏しい時に、ミカンやリンゴなどの果物、米やトウモロコシなどの穀物、時にはカロリーたっぷりの牛脂などを餌台に盛り付ければ集まります。

②甘いものには眼がないメジロ(体長約12㌢)

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   まず果物を適当な大きさに切り分けて置いてみれば、どんな野鳥が集まってくるでしょう。まずは②の写真の甘いもの好きで、甘いものが目の前に有れば、怖いものなしのメジロが第一候補に上がるでしょう。次にはそのそのメジロの体長約12㌢よりも二回りも大きな身体の体長約27㌢の大食感でしかも暴れん方のヒヨドリが二番目。三番目にはカキの実くらいしか食べない民家を縄張りにする体長約15㌢のスズメ。そのスズメも複数できますが、もっと複数で来る体長約24㌢のムクドリ

③大食感のヒヨドリ(体長約27㌢)

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   ガーデニングの餌台には必ずしも果物を置くとは限りません。やはり、米やトウモロコシ、落花生、パンなどの木の実や穀物を置くと思います。甘いもの好きなメジロヒヨドリも食べないことはないと思いますが、米やパン、落花生などを置かれると、やはり民家を縄張りにしているスズメがいち早く家族連れでやってきます。また次にやって来るのは、これもまたヒヨドリで、スズメを蹴散らしパンをほうばります。その後に用心深いキジバトがくると、ヒヨドリは去っていきます。

④民家を縄張りとするスズメ(体長約15㌢)

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   その後キジバトがつがいで、パンやら米、落花生をたらふく食べた後は、またもムクドリが集団でやって来て、残りものを平らげることになります。皆さんもあれって思われると思いますが、慎重に慎重な性格のシジュウカラは、民家の近くの電線から、そんなガーデニングの餌台に群がる野鳥たちの様子を慎重に見据えて、やっとこさまずは単独で、皆んながあまり食べようとしない、向日葵の種や牛脂を中心にカロリーの高い食事をします。メジロムクドリも牛脂は好物のようす。

⑤https://www.google.co.jp/amp/s/02memo.seesaa.net/article/415730028.html%3famp=1より引用の餌台にはやってくるキジバト(体長約33㌢)

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   そのカロリーの高い牛脂には、やはり大食漢のヒヨドリもやってきます。ヒヨドリはなんでも食べるようです。日頃の採餌が冬場の餌の選び方も変えるのかと思いきや、普段から昆虫を採餌しているムクドリは一般的には冬場は果実や木の実で我慢すると思いきややはり高カロリーの牛脂を食べましたし、そんなには近づかないツグミは、普段がムクドリと同じく動物食なのに、冬場の日本では柿の実くらいしか食さず、牛脂には目もくれません。留鳥のムクドリと渡鳥のツグミの差かな。

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