見出し画像

第1541回 仲が悪い野鳥たち

※https://sp.bokete.jp/boke/59578871より引用のヒヨコとスズメの喧嘩のイラスト

①http://ikedagaku.blog.fc2.com/blog-entry-79.htmlより引用のスズメ(体長約15㌢)同士の喧嘩

画像11

   ①の写真はスズメ同士の喧嘩です。人間でも、鳥でもそうですが、仲の良い家族や友達とはよく喧嘩しますが、すぐに仲直りします。スズメは大家族で繁殖する鳥ですから、身内の喧嘩もしょっちゅう行います。私たちで言うなら、親子喧嘩や兄弟喧嘩がそれに当たると思います。しかし、異種間の喧嘩となれば、非常にことは重大です。一番多い喧嘩は縄張り争いです。自分たちの縄張りに他の種が侵入して来て、食べ物をかっさらって行かれるのは、生死に関わる重要なことなのです。

②-1.https://www.google.co.jp/amp/s/kimama69.exblog.jp/amp/11958638/より引用のツグミ(左体長約25㌢)とヒヨドリ(右体長約28㌢)の喧嘩

画像1

②-2.https://acafe.msc.sony.jp/photo/detail/item/000029132071fY?ltyp=10&lprd=lately&lpag=1より引用のシジュウカラ(左体長約14㌢)とメジロ(右体長約12㌢)の喧嘩

画像13

   これから紹介させて頂く野鳥たちは、比較的に身近な存在だと思います。つまり、喧嘩している時も見つけやすい野鳥です。②-1.のムクドリツグミの喧嘩は実際に見たことがあります。家の裏に椋の木があり、その実を巡り喧嘩します。二種とも大きな鳴き声なので、すぐにわかります。また②-2.のシジュウカラメジロは、冬場に餌台などを設置しましたら、餌があると、仲間に発信するのはシジュウカラで、甘いものに目のないメジロが先ですが、逆になったからかもしれません。

③-1.https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13140785683より引用のルリビタキ (左体長約14㌢)とヤマガラ(右体長約14㌢)の喧嘩

画像13

③-2.https://ganref.jp/m/t_matsu/portfolios/photo_detail/3534478より引用のツグミ(右体長約24㌢)とシロハラ(左体長約24㌢)の喧嘩

画像12

   ③-1.のルリビタキヤマガラは、少し離れた山沿いとか、林のあるような緑が深い公園に行けば会える野鳥です。ルリビタキはヒタキの仲間で気が強く、ヤマガラのような人懐っこい、おっとりした性格だから、写真のように、なぜ喧嘩をふっかけられてるかわからないようす。また同じ仲間の③-2.のツグミシロハラ。二種共に、越冬のために日本にやってくる冬鳥で、地上をぽんぽん跳ね回り、地中のミミズなどを採餌しますので、どちらかの縄張りに入った末の喧嘩だと思います。

④-1.https:///kyotokamogawa.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-574e.htmlより引用のトビ(体長59〜69㌢)とハシブトガラス(体長約56㌢)の空中戦

画像10

④-2.https://www.birdfan.net/2013/12/13/25547/より引用のユリカモメ(体長約40㌢)とハシボソガラス(体長約50㌢)の空中戦

画像4

④-3.https://torinote.net/オオタカとトビのけんか/より引用のオオタカ(左体長約56㌢)とトビ(右体長約59〜69㌢)の空中戦

画像12

   私の周りの風景では④-1.のようなハシブトガラストビの光景を目にすることがあります。海水浴で浜辺と山間の空でも、同じように同じような食性なので、餌を巡っての喧嘩です。④-2.も最近では、凄い群れのユリカモメが内陸部に進出し、同じように餌を巡りハシボソガラスとの喧嘩です。それよりもっと山間に近づくと、④-3.の様にオオタカの登場です。トビは雑食性で、オオタカは代表的な肉食で、競い合うことが少ないと思いますが、自分より大きなトビは目障りなのです。

⑤-1.https://blog.goo.ne.jp/akio_saga/e/c6c8cbc243b4a23421c1ff49f3fd0d0cより引用のヒヨドリ(右体長約27㌢)を威嚇するイスカ(左体長約17㌢)

画像6

⑤-2.https://livedoor.blogimg.jp/k14kawa/imgs/7/e/7ee9ce6c.jpgより引用のハシボソガラス(体長約50㌢)のつがいとメスのキジ(体長約60㌢)の喧嘩

画像8

   やはり、身体の大小の違いがありますのに、その野鳥の性格上、大きなものに喧嘩を仕掛ける場合もたくさん見受けられます。⑤-1.の写真は餌台にイスカが食事をしていた時に、ヒヨドリが乱入し、蹴散らされる前にイスカが鋭いクチバシを見せて威嚇して、ヒヨドリはタジタジです。⑤-2.の写真はメスであろうが、気の荒いキジです。そのキジに向かって、ハシボソガラスのつがいでしょうか。お得意の知能の高さで、つがいで連携して、気性の荒いキジに勇敢に喧嘩を仕掛けます。

⑥-1.https://photohito.com/photo/477139/より引用のカルガモ(後側二羽体長約61㌢)とマガモ(真ん中体長約59㌢)の喧嘩

画像9

⑥-2.https://www.photo-ac.com/main/search?q=白鳥&srt=dlrank&pp=70&p=9&qt=&pt=Aより引用のコハクチョウ(右体長約120㌢)とオオバン(左体長約39㌢)の水上戦

画像12

   野鳥たちの喧嘩は、何も地上や空中だけではありません。最後に紹介させて頂きますのは、水上での喧嘩です。私は異種の喧嘩は見たことはありませんが、マガモが一方的にカイツブリを蹴散らしたのは見ました。⑥-1.は留鳥であるカルガモ二羽が、冬鳥として渡ってきたマガモに対して喧嘩をふっかけています。当然、自分達の縄張りですから守るものは守ります。⑥-2.は本州では留鳥か冬鳥の小さなオオバンに対して、大きな冬鳥のコハクチョウが大きさに任せて喧嘩をふっかけます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?