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第1704回 爬虫類と昆虫の名前の付いた鳥たち

①-1.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/02380117kk/entry-12205763493.htmlより引用のワニチドリ(体長約22㌢)

①-2.zyukenbox.comより引用の美人なヘビクイワシ(体長約100〜150㌢)

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①-3.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/hanana-m/entry-12459730433.htmlより引用の美人なヘビクイワシ

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   爬虫類の名前が付いた鳥なんて、さすがに国内ではいませんでした。①-1.はアフリカ北部に生息しますナイルチドリことワニチドリ(鰐千鳥)です。露骨に『鰐』と付いていますが、ワニを食べるわけでなく、口の中で歯に着いた肉片を啄み、歯の掃除をる矯正関係です。①-2.はサハラ砂漠以南のアフリカで、毒蛇を捕食するヘビクイワシです。強力な脚力で蛇を蹴りつけます。またこのヘビクイワシの魅力は他にあり、①-3.の美人なワシとして有名です。猛禽類には珍しくオスが大きいです。

②-1.https://www.birdfan.net/2019/07/26/72398/より引用のハチクマ(体長約57〜61㌢)

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②-2.https://www.google.co.jp/amp/s/kitamoto72.exblog.jp/amp/30482810/より引用のアリスイ(体長約17㌢)

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   ここに登場します鳥たちは虫を食べることで有名です。②-1.のハチクマは、哺乳類の項でも登場しましたが、クマのように大きなクマタカに勝るとも劣らない身体付きで、しかも猛禽類なのに、写真のように、スズメバチやアシナガバチの巣を襲い捕食します。その名の通りのタカです。また②-2.のアリスイはキツツキの仲間です。ご覧になって頂きましたらお分かりのように爬虫類に擬態するという護衛術師を使います。このアリスイの漢字表記は「蟻吸」で文字通り蟻を捕食します。

③-1.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ハチドリより引用のミドリハチドリ(体長約11㌢)

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③-2.https://www.saiyu.co.jp/blog/wildlife/?cat=1460より引用のルリムネハチクイ(体長約20㌢)

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   蜂に関する名前の鳥は外国の鳥に多い名前です。総称の名前である③-1.のミドリハチドリは、別に蜂を捕食はしませんが、蜂が花の蜜を吸う時のホバリングしている姿が、この総称名の南北アメリカと西インド諸島生息のハチドリの姿と被ります。そのハチドリの仲間で一番小さいのはマメハチドリで体長約5〜6㌢しかありません。またエナガ団子も顔負けの十羽が固まり寄り添っている③-2.は蜂を捕食するオーストラリアのルリムネハチクイです。その漢字表記は「蜂喰」です。

④-1.https://kotobank.jp/word/ムシクイ-140438より引用の色んなムシクイ

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④-2.https://www.love-birds.net/2011-10-29/より引用の採餌の際のヨタカ(体長約29㌢)

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   日本の野鳥に戻ります。④-1.のイラストはムシクイの仲間です。ムシクイの名前はその名の通りの殆どは昆虫食です。かつてはウグイスやヨシキリの仲間とされていました。有名なのはセンダイムシクイで「仙台虫喰」と漢字表記ですが、聞きなしの「鶴千代君」の千代をセンダイと読み違えました。④-2.はかつてはアマツバメの仲間とされたヨタカです。漢字表記は「夜鷹」でもタカの仲間でありません。別名として『蚊』を食べるので「蚊母鳥(ぶんぼちょう)」がピッタリはまります。

⑤-1.http://nisien.blog.fc2.com/blog-entry-301.htmlより引用の上がヤマセミ(体長約38㌢)と下がカワセミ(体長約17㌢)

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⑤-2.https://blog.goo.ne.jp/tytomo200576/e/9d9d31a887dac057f3c129b7b20a8179より引用のホバリングするチョウゲンボウ(体長約33〜38㌢)

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   ⑤-1.は魚の名前の付いた鳥として登場しました上がヤマセミで、小さく下にいるのがカワセミです。この場合のヤマセミカワセミの漢字表記はヤマセミが当たり前のように「山蝉」で、カワセミは「川蝉」です。本来ならカワセミは「背美」とされ、背中の構造色が美しいとされのがこの漢字に変換しました。最後の⑤-2.は小さな猛禽類のチョウゲンボウです。漢字表記は「長元坊」ですが、トンボの方言の「ゲンザンボー」が由来とされ、この鳥のホバリング姿から、鳥ゲンボーと。

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