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第685回 怖くて恐ろしい野鳥

①https://spaicy.jp/world-of-human-beings-and-animalsより引用のイラスト

    ①のタイトル画はブラックパロディですが、人間は高級食材のフォアグラを作るために、無理矢理にガチョウたちに大豆を食べ続けさせて、ガチョウたちの肝臓が脂肪たっぷりの癌にして、その肝臓を高く売るというものです。いくら家禽とはいえ、動物虐待ではないかと何度も議論されて今に至ります。そのガチョウたちにとって、毎日毎日無理矢理に食べさせられるこの行為は恐怖であったに違いありません。他にも人間はいろんなことをして、高級食材であるとか、珍味であるとかの怖くて恐ろしいことをやり続けています。

②https://rnavi.org/3300/より引用のハヤブサの急降下

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    ②の写真を見てハヤブサなんて最近にDNA鑑定されてインコとわかった可愛い顔をした猛禽類のあんまり大きくない野鳥だと思っていたら大間違いです。私たち人間には襲いかかってはきませんが、ハトやスズメ、はたまたスイスイ空を滑空するツバメなどの小鳥の部類にとっては恐ろしい野鳥のハヤブサです。地上の獲物を狙うより、どの猛禽類も嫌う空中の獲物を捕らえます。その襲いかかる急降下の速度たるや時速300㌔を超えます。新幹線が舞い降ります。

③https://www.imishin.me/ougiwasi-kyodaitori-amazonn/より引用のオウギワシ

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   この③の写真のオウギワシは地上生活者の生き物にとって脅威そのもののなんでもありません。この身体を見てください。まだまだもっとすごい写真があるのですが、このオウギワシはご覧のように翼を広げると、全長2mを超える大きさの猛禽類です。猛禽類では最大級の大きさです。捕食される生き物は生息地がジャングルで樹々が邪魔をして捕まえられないと思っていると、酷い目にあいます。なんとオウギワシはこんな樹々の間もスイスイ通り抜け、この鉤爪で襲いかかります。

④http://photozou.jp/photo/show/240261/120864711より引用のチャイロモズツグミ

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   世の中には毒を持つ生き物や植物はいっぱいいます。有名なのは爬虫類ではマムシにコブラ、魚ではトラフグ、またまた昆虫や節足類、貝類、軟体動物など、これからも現れる可能性はあります。鳥類でもズアオチメドリや六種からなるピトフーイなどの毒を持つものがこの世の中には存在します。しかしその身体付きなんかは、毒ヘビを除けば、非常に黄色や黒、赤、青など派手な色合いです。この④のチャイロモズツグミは地味な色合いにウグイスのようなさえずり。騙されます。

⑤-1.https://4travel.jp/travelogue/11227701より引用のヒクイドリの殺人足

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⑤-2.https://ojimakeigo.com/7226/より引用のヒクイドリの殺人足

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   さぁ最後に控えたこの⑤-1.のヒクイドリの漢字表記は名前からして恐ろしい「火喰鳥」です。本当に火を食べるわけではなく、喉の赤い肉垂が火を食べているかのように見えたことから名づけられたということです。顔も写真のように恐ろしく、あのダチョウの走行時速80㌔まではいきませんが、時速50㌔の自動車ばりのスピードで突進してきます。⑤-2.の写真を見てください。蹴りは強力なだけでなく、内趾には短剣のような爪があり、本当にこのヒクイドリに殺されました。



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