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第681回 鳥のお祭り

①https://sozai-good.com/illust/animal/bird/72899より引用のイラスト

   鳥に関するお祭り神事は兵庫県加西市重要無形民俗文化財の鶏合わせ神事、島根県津和野の弥栄神社の鷺舞神事、茨城県日立市御岩神社の奥日立きららの里の鳥追いまつり、佐賀県佐賀市白鬚神社蓮池町三島の加勢鳥、三重県伊勢市伊勢神宮の鶏鳴三声(けいめいさんせい)、そして全国各地の天満宮で行われる鷽替神事。

   関西には鳥の縁を持つ神社の堺市の大鳥神社、神戸市の鶏を神の使いとして尊ぶ長田神社、和歌山県田辺市の闘鶏神社、奈良県宇陀市の八咫烏神社、京都市北区の諌鼓鶏(かんこどり)の灯篭がある天寧寺(てんねいじ)、京都市左京区の八咫烏に化した神さまとされる下賀茂神社、京都市左京区の鷺森神社、京都府八幡市の鳩まもり、鳩みくじの石清水八幡宮、京都市左京区の火難除けの愛宕社の前には狛犬ならぬ狛鳶がある大豊神社…どちらの神社にも絶対に「鳥居」はあるのです。

②https://4travel.jp/travelogue/10691072より引用の大阪天神祭の鉾流神事の御鳥船

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   日本三大祭(京都の祇園祭、東京の神田祭)の一つで、また生國魂神社の生玉夏祭、住吉大社の住吉祭と共に大阪三大夏祭りの一つです。天神祭の鉾流神事は七月二十四日の宵宮に行われます。鉾流神事とは、社頭の浜から大川に神鉾を流し、漂着した場所にその年の御旅所を設ける神事で、御旅所とは御神霊がご休憩される場所です。その際に「御鳥船(別名 どんどこ船)」には堂島川に放たれた菅原道真公の魂を拾い上げ、天馬船に乗せ大阪天満宮へ御返納する重要な役割があります。

③https://m-tokuhain.arukikata.co.jp/osaka/2018/01/post_90.htmlより引用の大阪天満宮の鷽替神事

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④http://www.domyojitenmangu.com/usokae.htmlより引用の道明寺天満宮のうそかえ神事

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   大阪には大阪市北区にある大阪天満宮と藤井寺市にある道明寺天満宮の二つです。「鷽替」は主に菅原道真を祭神とする天満宮において行われる特殊神事です。野鳥のウソが嘘に通じることで、前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、本年は吉へと祈念して行われます。元来は福岡県太宰府市の太宰府天満宮で古来から行われてきた正月七日夜に鬼すべとともに吉兆を招く神事でありました。ゆらいは菅原道真が蜂に襲われた時に、ウソの大群が飛んできて助かったという謂れです。

⑤https://osaka-info.jp/page/ikasurijinja-kenchosaiより引用の大阪坐摩(いかすり)神社の懸鳥祭

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   大阪市中央区久太郎町にある大阪坐摩(いかすり)神社には、懸鳥祭という特殊神事があり、ご神前に諸鳥をお供えするお祭です。ご神前に諸鳥をお供えするお祭であります。 その起源は仁徳天皇の御代四十三年(西暦355年)百舌鳥野にて鷹狩をされた帰りに坐摩神社にご参拝になり、その獲物を献進された故事に因ります。 ⑤の写真はキジをご神前にお供えしています。主祭神の坐摩神は生井神、福井神、綱長井神は井水の神、波比岐神、阿須波神は竃神です。この五柱は総称です。

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