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第1547回 落語に登場する鳥 ⑵

①https://buhitter.com/search?q=落語の日より引用の鳥の落語家のイラスト

②-1.http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/rannpoiisya.htmlより引用の「蘭方医者」の絵画

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   ⑹  雉(きじ)
❶  蘭方医者
『腹に虫が湧いたので、蘭方医者に診てもらう。「蛙を飲めば虫を食べてくれる」と言われ、指示に従うが、患者は蛙の格好をするようになる。そこで蛇を飲ませると、今度は蛇のポーズをとる。雉を飲ませると羽ばたきをする。

   そこで助手に鳥刺しの扮装をさせ患者の腹に入れ、雉を捕まえて出てくるが、雉を入れる籠を忘れた。「わしでは手に負えん、外科に行ってくれ」』

   ⑺  孔雀(くじゃく)
❶  椀取り
『見世物小屋、「一間(約1.8m)の大イタチ」の口上につられお金を払って入ると一間の板に血が付いているだけ。
隣の小屋では「白い孔雀」と言うので、入ると九尺(約2.7m)の白い晒(さらし)』                                     ダジャレの連発のネタ

③https://mainichi.jp/articles/20200125/ddm/014/040/003000cより引用の笑福亭仁智作「コウノトリ」の一席

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   ⑻  鸛(こうのとり)                                                 ❶  笑福亭仁智作:コウノトリ                              『娘が子宝に恵まず、相談すると「鸛は泥鰌(どじょう)が好物、そういう環境を作れ」と言われ、努力が実り男児が誕生。

男児は農業に従事した。
それを聞いて、「鸛が授けてくれた子や、やっぱり土壌(泥鰌) が好きや」

④http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/10/post-295a.htmlより引用の「抜け雀」の絵画

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   ⑼  雀(すずめ)
❶  抜け雀
『絵から雀が飛び評判に。絵師の父親が籠を描き足す。

絵師が来て、自分は親不孝だと嘆いた。
「親を籠描き(駕籠かき)にしてしまった」
※  「駕籠かき」が、雲助と言われ嫌われていた時代の噺

⑤-1.https://rakugo-arasuji.com/rakugo-tsuru/より引用の古典落語「鶴」のイメージイラスト

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   ⑽  鶴(つる)
❶  つる
『「ご隠居、今日はひとつ教えていただきたいことがあるんで」「八つぁんか、今日は何かな?」「ツルってぇ鳥は、どうしてツルってゆうんですかい」「それはだな、オスがツーと飛んで、後からメスがルーと飛んで来て松に止まった」

さっそく友達に教えようとするが、「オスがツルーと飛んで」とやってしまい、あとが続かない。もう一度ご隠居のところに行って聞き直した。
「今度はでーじょうぶ、よーく聞けよ、初めにオスがツーと飛んで来て、松にルっと止まったんだ、そしてメスが・・・」「メスがどうした」「うーん、黙ってた」』

   (11)  鳶(とび)
❶  通い鳶
『通い帳を鳶に盗られた男、あわてて油屋に駆け込み「鳶が来ても、何も売らんように」』

⑤-2.http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/bekako.htmlより引用の「べかこ鶏」

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   (12)  鶏(にわとり)
❶  べかこ鶏
『殿様の屋敷に招待された噺家、腰元にべかこ(あかんべ)をし、罰として柱に縛りつけられる。鶏が東天紅と鳴くまで帰れない。
早く帰りたいので、衝立に描かれた鶏に「東天紅と鳴いてくれ」と頼むと、鶏は「ベカコー」』

   (13)  白鳥(はくちょう)
❶  白鳥の死
『銭湯の脱衣場で男がバレエの稽古。
男が帰ると、客の一人が「そやけど、垢抜けせん奴やな」、
もう一人が「そやから銭湯に来たんやないか」』

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