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第1121回 野鳥の冠名⑹

①http://karapaia.com/archives/52169485.htmlより引用のアカノガンモドキ(左がオス、左がメス )

    ※太文字は日本の野鳥

②https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/kumano-roman/entry-11811880776.htmlより引用のツバメ(右体長約17㌢)とイワツバメ(左体長約14㌢)

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   た行)  (219.1)ツバメ→ヒルンド・ルスティカ
(ツバメ) (田舎)  (219.2)イワツバメ→デリコン・ウルビイ  (ツバメ) ・(都会の)  ヨーロッパの都市はレンガや石でできていた  イワツバメのデリコンはギリシャ語のツバメの順番を換えて作り出された造語  chelidon → delichon  (220)ツバメチドリ
マルディヴァルム  モルジブ諸島の  (221)ツミ→グラリス  喉に特徴のある  (222)ツメナガセキレイ
黄色の  (223)ツリスガラ→ペンダント(吊り下がる)+~の性質がある  巣を吊り下げるから  (224)ツルシギ→erythropus  赤足の  (225)トキ→ニポニア・ニポンNipponia nipponn  日本の  日本
シーボルトが『日本のみに生息』と報告したため『日本』となった  始めはアイビス・ニポンと付けられた  アイビス属から独立し、ニポニアという属名になった  (226)ドバト(カワラバト)  リビア  鉛色の  (227)トビ→ミグランス  ラテン語でさまよう
(ヨーロッパ産が基亜種で、ヨーロッパ産亜種は渡りをする)  日本の亜種を独立種とする説もありその場合、M.lineatusとなる  (228)トモエガモ→フォルモサ 美しい  (229)トラツグミ→ダウマ  インドのベンガル地方での名前にのダマから  

トラフズク(体長約37㌢)

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   た〜は行)  (230.1)トラフズク→アシオ・オートス  耳に由来  (230.2)オオコノハズク(オートス・アシオ)の逆  (231)ナベヅル→モナカ  修道尼の 白い布を頭からまとった修道士に見立てた  (232)ニワトリ(セキショクヤケイ)→ガロス・ガロス ニワトリ  ラテン語でニワトリのオスの意味  (233)ニュウナイスズメ→ルティランス  赤く輝く  (234)ノガン→タルダ  遅い  (235)ノグチゲラ→ノグキイ 野口氏の  (236)ノゴマ→カリオペ  ギリシャ神話の女神  (237)ノジコ→スルフラタ  硫黄色の  (238)ノビタキ→首飾りのある  (239)ハイイロヒレアシシギオオバンのような脚  (240)ハイイロペリカン→クリスプス  縮れ毛の  (241)ハイタカ→ニスス  ギリシャ神話の王(死後ハイタカに変えられた) 

ハシブトガラス(右体長約56㌢)とハシボソガラス(左体長約50㌢)

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   は行)  (242)ハギマシコ→アルクトア  北極の、北方の  (243)ハクガン→暗青色の、暗色の、青色のハクガンには白いタイプと青灰色のタイプが存在  caerulescens (244)ハクセキレイ→白色の  亜種小名 lugens  喪服を着た  ホオジロハクセキレイの亜種小名leucopsis白い顔の  (245)ハクトウワシ(属名ハリアエトゥス)→レウコケファルス  レウコス(白い) ケファレー(頭)  (246)ハシジロアビ→英国の船医E.Adams(1824~1856)がアラスカで発見  (247)ハシビロガモ→クリュペアタ  楯(クチバシ)で武装した  (248)ハシブトガラス→マクロリュンコス  大きなクチバシ  (249)ハシボソガラス→コロネハシボソガラス  (250)ハチクマ→アピヴォラ  蜜蜂(アピス)を食べる  Ptilo羽毛+rhunkhosクチバシ  クチバシ基部から目先には短い密な羽毛が生えている  (251)ハマシギ→alpinaアルプスの  高山alpinusの女性形  北欧の繁殖地が高山のような気候  (252)ハマヒバリ→種名はなぜかalpestris高山の  (253)ハヤブサ→ファルコ・ペレグリヌス(よそ者)・ヤポネンスィス

⑤ヒシクイ(手前が成鳥、奥が幼鳥共に体長約84㌢)

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   は行)  (254)ハリオシギ→針のように細い尾  (255)ハリモモチュウシャク→タヒティエンシス  タヒチ産の  (256)バン→クロロプス  chloropus緑色の足  (257)ヒガラ→アテール  黒 (黒い冠羽が目立つから)  (258)ヒクイナ→暗色の  (259)ヒシクイ→ファバリス fabalis 豆を食べる  ラテン語fabalisは『豆の』、fabaは『ソラマメ』ヨーロッパ産の亜種は豆を好む  ヨーロッパにもヒシはあるが、食べない  ヒシを食べるのはアジア産であるオオヒシクイのみ  (260)ヒドリガモ→ペネロペ  鴨の一種(ギリシャ伝説オデュッセウスの妻の名)  (261)ヒバリ→アルヴェンスィス  畑の  (262)ヒバリシギ→非常に小さい  (263)ヒメウ→外海  (264)ヒメウズラシギ→アメリカの鳥類学者ベアードS.F.Baird(1823~1887)から  (265)ヒメクイナ→非常に小さい  (266)ヒメクロウミツバメ→モノリス  一つのmonos+鼻rhis  鼻孔が一本の管で開口する  

   

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