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第2078回 鳥が関わる童謡

①http://www.worldfolksong.com/sp/songbook/japan/nanatsu.htmより引用の「七つの子」

   色んな国に童謡があり、その中には色んな鳥たちも登場致します。しかし、なぜなのか、本当にこの歌はこの歌詞通りなのか、また、何か歌詞に隠された秘密があり、真の意味は何なのかを紹介します。①のこの頃では、野口雨情が作詞、本居長世が作曲した歌であります「七つの子」です。       烏(からす)  なぜ啼くの
烏は山に
可愛(かわい)七つの
子があるからよ  
可愛 可愛と
烏は啼くの
可愛 可愛と
啼くんだよ
山の古巣へ
行って見て御覧
丸い眼をした
いい子だよ                                                                     とありますが、この歌詞の中に二つの謎があると言います。カラスには二種類あり、街中にいるハシブトガラスに、田園地帯に棲むハシボソガラス。謎のひとつに「七つの子」と繁殖時のヒナの数を七羽と表していますが、二種のカラスとも一回の産卵は二、三個から多くても五つです。歌詞の『七つ』はヒナの数を表しているのでしょうか。そうだとすれば、数が合いません。それでは『七つ』は年齢でしょうか。カラスの七歳はもう立派な成鳥、おとなです。そして二つ目の謎は歌詞の『山の古巣』です。もし仮に最多の沢山のヒナを育てるカラスは若い成鳥です。ベテランの成鳥は古巣も使いますが、産卵数は減ります。私なりに解釈させて頂きますと『七つ』は雨情は『たくさん』という意味と言っていますが、私はひとのこどもなら、ちょうど七歳くらいの子が可愛いと言っていますような気がします。また『山の古巣』も人の暮らしでいいますと、自然豊かな場所に建てた木造の家屋をイメージしてしまいます。

②https://ameblo.jp/totosan114/entry-12588395568.htmlより引用の童謡「歌を忘れたカナリヤ」

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   ①の項の「七つの子」は何故かな、どうしてと思うような『二つの謎』でしたが、この②のイラストの作詞が西條八十、作曲が成田為三の「歌を忘れたカナリヤ」はこの歌詞を見ただけで、怖い飼い主に飼われたもので「鳴かぬなら 殺してしまえ 時鳥 織田信長」よりかはましかもしれませんが、こんな仕打ちを考えるとは可哀想と思わず言ってしまいます。歌詞の内容といいますのは、            1.  唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は
     後(うしろ)の山に棄てましょか
  ■いえ いえ それは なりませぬ

2.  唄を忘れた 金糸雀は
     背戸(せど)の小薮に埋(い)けましょか
  ■いえ いえ それはなりませぬ

3.  唄を忘れた 金糸雀は
     柳の鞭(むち)でぶちましょか
  ■いえ いえ それはかわいそう

4.  唄を忘れた 金糸雀は
     象牙の船に、銀の櫂(かい)
     月夜の海に 浮かべれば
  ■忘れた唄をおもいだす                                       もう歌詞をご覧頂いただけで怖いです。飼鳥、それもひ弱なカナリヤを色んな外敵がいる山にな放ち、家の裏にある小藪に生き埋めにしたり、またか弱いカナリヤに鞭を振るうなんて、残虐極まりないです。不思議なのは、徳川家康のように「鳴くまで待とう時鳥」と豊臣秀吉の「鳴かぬなら鳴かしてみしょう時鳥」の合わさったものが『象牙の船』に乗せ『銀の櫂』で漕ぎ、それが『月夜の海』に出すことがカナリヤが歌を思い出すです。もしかして、鳴かないのは非繁殖期だからでは。

③https://www.google.co.jp/amp/s/getnavi.jp/entertainment/355704/%3famp=1より引用の昔からの「かごめかごめ」の歌の日本画

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   ③の風刺画の「かごめかごめ」はその時代風景を表していて、その歌詞を額面通りには信じていけない奥深いものがあります。「かごめかごめ」の原型、原曲が確認できる最も古い現存の文献は、1820年頃に編纂された「竹堂随筆(ちくどうずいしゅう)」という童謡集とされています。その歌詞はかごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ                                       (現代版)この歌の「かごめ」は妊婦を表し「籠の中の鳥」は胎児を指しているといわれています。「鶴と亀が滑った」の意味は、妊婦が誰かに突き落とされ、流産してしまった。最後の「後ろの正面だあれ?」は、「背中を押したのは誰?」と犯人を探している様子を歌っているという怖い歌です。

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