![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51151521/rectangle_large_type_2_a79af5b6ad9cdd3685d1a95c3290d65c.jpeg?width=800)
第1571回 身近な鳥の飛行速度の比較
①https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=飛んでる鳥より引用のイラスト
前回では、皆さんがご存知のギネスブックに登録されています世界一速い野鳥のハヤブサの急降下時速約300kmの記録を皮切りに、ギネス水平飛行最高速度170km記録のハリオアマツバメや、非公式ながら、水平飛行最高速度時速418kmのオオグンカンドリなどを紹介いたりましたが、皆さんご存知のハヤブサにしても、その急降下で狩をしている姿をご覧になられた方は少ないでしょう。ツバメはご存知でも、ましてハリオアマツバメとかオオグンカンドリは見たこともない野鳥です。
②-1.https://soyokaze2jp.blogspot.com/2015/03/blog-post_17.html?m=1より引用の飛行するスズメ(体長約15㌢)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51152108/picture_pc_05bb86d9254ac8ef9ddf8d460310bc2f.jpeg?width=800)
②-2.https://ganref.jp/m/hy041817/reviews_and_diaries/diary/38130より引用の飛行するツバメ(体長約17㌢)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51152351/picture_pc_3232697e5ce7d7cc09132a6fcd3b6279.jpeg?width=800)
これが身近な野鳥である②-1.のスズメなら、ご覧になられた方も多いし、また実際に飛行する姿もご存知のはずです。まあスズメは庭などで、5〜6羽で何かを啄む姿はよく見ます。そんなスズメでも飛行最高時速は約56kmらしく、普段でも時速40kmの速さです。また夏鳥のツバメは春先になると日本に帰ってきますが、こちらの飛行最高時速は約70kmで、普段の飛行速度は割とゆったりとして約32kmらしいです。ツバメは佐々木小次郎の剣法燕返しと、グライダー飛行の印象があります。
③-1.http://musasabi.tokyo/musasabi.htmlより引用の滑空するムササビ(体長約27〜49㌢)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51152397/picture_pc_a8f79cdaf90ce2d1e21a026eac446504.jpeg?width=800)
③-2.https://sumical.com/bat/honyurui/より引用の飛行するアブラコウモリことイエコウモリ(体長約3.8〜6㌢)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51152718/picture_pc_96ed84de5b5bbbadd2c6727b4ab6f8f4.jpeg?width=800)
そんな身近な野鳥に対して、鳥でもないのに、空を飛べる哺乳類が日本にもいます。③-1.のムササビは翼は持っていませんので、飛行はできませんが、高い樹上から、隣りの樹木に飛び移る滑空はできます。いわゆる空気抵抗や風を活かして、皮膜を広げてグライダーのように飛びます。その速さは時速約54kmといいますから、スズメとほぼ同じくらいの速さで滑空してることになります。また哺乳類で唯一翼を持つコウモリの仲間で、夏の夕方に見かける③-2.のアブラコウモリは、ツバメの普段の時速32kmが最高時速で羽ばたきます。
④-1.http://photozou.jp/photo/show/106073/8355332より引用の飛行するドバト(体長約33㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51152192/picture_pc_325d68884b4ba8858da0c2c31c9a9ad0.jpeg?width=800)
④-2.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ファイル:トンデルカラス.jpgより引用の飛行するハシブトガラス(体長約56㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51152281/picture_pc_7792b3e2125f76eae5c8f651ec6bf555.jpeg?width=800)
②-1.のスズメや-2.のツバメは身近な野鳥のなかでも小鳥の大きさですが、④-1.のドバトからは中型の身近な野鳥になります。ドバトは人に与えられた餌に群がり、何かの拍子に風を切るように羽音がして、飛び去るときの速度は時速約80kmを超え、最高速度は時速155kmに達します。そのドバトより大きな④-2.のハシブトガラスは、春先になりますと、縄張りに入った侵入者を追いかけ回すその最高速度が時速約60kmで、普段の速さは約時速36kmです。身体の大きさが速度でありません。
⑤-1.https://www.google.co.jp/amp/s/cbx400fk2.exblog.jp/amp/4643626/より引用の飛行するハクセキレイ(体長約21㌢)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51153202/picture_pc_7bd92107dbbe16e599829f0690abef40.jpeg?width=800)
⑤-2.https://photohito.com/photo/1021989/より引用の飛行するヒヨドリ(体長約27㌢)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51153241/picture_pc_384eca8048b6e28e618b4cbc608c3d48.jpeg)
時速約〜kmという前に、鳥には大きく分けて二種類の飛行方法があります。いまこの項で紹介するいます野鳥は羽ばたき飛行といい、この頃の二種の野鳥は波状飛行といいます。強く羽ばたいて上に上がる勢いをつけ、翼を閉じて弾道を描いて進む方法です。この飛行方法は省エネです。速度は対しては出ません。⑤-1.のハクセキレイなどセキレイの仲間では最高速度は時速40kmに満たないです。⑤-2.のヒヨドリは最高時速35km位の速さで、省エネは速度まで省エネかもしれません。
⑥-1.http://www.noharatategu.jp/knowledge/41より引用の飛行するオニヤンマ(体長約10㌢)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51176644/picture_pc_aee10931eb6e8e81d7ca6ba6b9b60c97.jpeg)
⑥-2.https://blog.goo.ne.jp/hotaru-net/e/0131c29823e705859721750b5549db98より引用の飛行するギンヤンマ(体長約7㌢)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51153344/picture_pc_17934dd792fef02b03a416c313197626.jpeg)
⑥-3.https://www.sabaibu.com/daily-survival/3361/より引用の飛行するスズメバチ(体長女王25〜30㍉、働きバチ20〜27㍉)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51153456/picture_pc_43501cb0e09de9d97bda907a4fe73b14.jpeg?width=800)
⑥-4.http://atelieraoyama.blog21.fc2.com/blog-entry-394.htmlより引用のホバリングするスズメガことホシホウジャク(開張 35~40㍉)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51177123/picture_pc_c7b98b4125059998bced49344439fcfd.jpeg)
哺乳類のムササビやコウモリも鳥と劣らない飛行速度を誇りますが、飛行するという眼を昆虫に向けても、著しく目立つ虫たちもいます。まずは、⑥-1.のトンボの王様のオニヤンマはこの四枚の羽で最高飛行時速約70km。ドバトと同じ速さで飛びます。二番目にはやはり⑥-2.のトンボのギンヤンマ。オニヤンマより小さいですが、ハシブトガラスと同じ速度の時速約60km。⑥-3.のスズメバチと-4.のスズメガは、スズメの普段の飛行速度と同じく、時速約40kmをキープ。恐るべし昆虫です。
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