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第1197回 身近な野鳥の見分け方

①http://wanomisehiyori.com/?p=4004より引用の左ウグイス(オス体長約16㌢、メス体長約14㌢)と右メジロ(体長約12㌢)

   ネットを開いてみると、①の写真の左側のウグイスと右側のメジロが間違いやすいと出ていました。身体の色も違いますし、顔を見てみてもメジロは漢字表記で「目白」ですので、ホワイトリングのアイラインがあります。対するウグイスは、それがありません。もし間違われる要素があるならば、それは春先に「ホーホケッキョッ」と鳴けども姿を見せないウグイスに対して、梅や桜の木に蜜を求めて現れるメジロの露出度の高さによるものです。昔からの勘違いで見たらわかります。

②https://note.com/notes/newより引用の奥がハシボソガラス(体長約50㌢)、手前がハシブトガラス(体長約56㌢)

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   この②の写真の奥側のハシボソガラスと手前のハシブトガラスは、体長約6㌢の差があるといえどわからないと思います。ましてや両種とも身体の色は黒くて、遠くで見ていて、ああハシボソガラスは名前の通りにハシ(クチバシ)が細くて、対するハシブトガラスはハシが太くて、それに加えておでこもでっぱっていると言われてもわからないと思います。ただ街中でゴミ置き場に現れるカラスはハシブトガラスが殆どです。鳴き声は「カァカァ」ハシボソガラスは「ガァガァ」と鳴きます。

③https://www.google.co.jp/amp/s/atstudiota.exblog.jp/amp/14823718/より引用の左がムクドリ(体長約24㌢)、右がヒヨドリ(体長約28㌢)

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   ③の写真の奥側のムクドリと手前のヒヨドリの違いがわからないというのは、①の写真のウグイスメジロの違いに似ています。ムクドリは地上性の高く、反対にヒヨドリは樹上性の高い鳥です。この③の写真は貴重な一枚だと思います。ムクドリは尾羽が短く顔の首元に大きな白斑があります。対してヒヨドリは尾羽が長くて、同じく顔の首元に大きな茶斑があります。両種が揃うこと自体が大変珍しいのも原因です。ムクドリは「ギャーギャー」ヒヨドリは「ヒーヨ」と鳴きます。

④https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/shijuukara-higara-kogara-chigai-miwakekata/より引用の左がシジュウカラ(体長約14㌢)、真ん中がヒガラ(体長約11㌢)、右がコガラ体長約12㌢)

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   ④の写真は左側シジュウカラ、真ん中ヒガラ、右側コガラの順です。もう最近では一年を通じて街中にも現れていますシジュウカラシジュウカラ以外はまだまだ樹木のある山間にしかいませんから、お目にかかることはバードウォッチングしない限りは難しいと思います。シジュウカラはお馴染みのあご下が黒くて、その下には黒いネクタイを締めています。ヒガラはそのあご下が黒いのは同じですが、黒いネクタイはありません。コガラはあご下の黒い部分も小さいです。三兄弟かも。

⑤https://wbsjt.jimdo.com/contents/column2/より引用の上がコサギ(体長約61㌢)、右がチュウサギ(体長約68㌢)、左がダイサギ(体長約89㌢) 

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   ④が三兄弟なら、⑤の写真は鷺親子でしょうか。上の二羽がコサギで、右側がチュウサギ、左側がダイサギのこの三種がいわゆる「白鷺」と呼ばれるサギのことです。大きさで判別ができるといわれても、いざ飛翔している姿を見たら大きさすらわかりません。ダイサギチュウサギは一番難しく、コサギは脚が黒っぽいから脚で判別出来ますが、クチバシの大きさがダイサギチュウサギの見分け方とは言え、判別は難しいです。大きな身体の三種ですが、写真での判別となります。

⑥https://www.google.co.jp/amp/s/toribird.exblog.jp/amp/19938266/より引用の左がタヒバリ(体長約16㌢)、右がビンズイ(体長約16㌢)

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   ⑤は身体の大きな白鷺三種でしたが、⑥の写真は左側がタヒバリで、右側がビンズイです。この二種は似すぎています。面白いことにこの二種はセキレイの仲間です。特に右側のビンズイはスマートにしたらセキレイのスタイルです。二種はお互いに地上性の強い野鳥です。タヒバリは田んぼや草原、海岸など比較的開けた場所にいて、ビンズイは山地や林の中などにいることが多いです。見分け方はタヒバリにはないビンズイの顔の首元にある白斑みたいです。写真しか無理と思います。

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