見出し画像

第600回 ワニをも捕食するサギ

①https://ebird.org/species/grbher2?siteLanguage=jaより引用のスマトラサギ(体長約115㌢)

   スマトラといえば、インドネシア共和国で、大スンダ列島に所属する世界で六番目に大きい島でです。アマゾンとか、このインドネシア諸島には得体の知れない生物がはびこっているといっても過言ではありません。度々大きな地震が発生していて、特にマグニチュード9.1を記録した2004年12月26日のスマトラ島沖地震とそれに伴う津波では、10万人以上が死亡いたしました。

②https://ebird.org/species/grbher2?siteLanguage=jaより引用の真夜中のスマトラサギ 

画像1

   そのスマトラにこの世界最大のスマトラサギは生息しています。現地ではあまり人気のないサギの仲間の中で、一番人気といえばこのスマトラサギです。大きい、少ない、分布が限られているの三拍子揃っているそうです。スマトラサギのつがい関係は一生続くのらしいです。このつがいで縄張りを構成していて、あまり広域に渡らない縄張りがこのスマトラサギの特徴とも言えます。

③https://ebird.org/species/grbher2?siteLanguage=jaより引用の幼鳥時のスマトラサギ 

画像4

   日本では、ゴイサギは幼鳥の頃の名前をホシゴイといい、「出世鳥」のような捉え方を致しています。現地のスマトラサギには幼名はありませんが、③の写真のように成鳥とは全く違う体色となっています。それほど、このスマトラサギは嫌がられて、幼鳥の際に狙われるからです。また大きな身体ゆえのスマトラサギは小さなワニならまるで、トカゲを飲み込むように捕食します。

④https://aaknaturewatch.com/より引用のホエザルのようなスマトラサギ 

画像3

   スマトラサギは朝夕の薄暗い時間帯に活動します。おまけに水際の陽の当らないところを好む特にいうから、日本にいるスマトラサギを小型化したようなアオサギより厄介だと思います。アオサギも90㌢を超える大きさですが、全長110㌢を超えるスマトラサギは、この薄暗い所からまるでホエザルが咆哮するかのように、首を伸び縮みさせて、夜遅くから明け方まで吠えます。

⑤https://www.asahi.com/and_w/20190408/121255/より引用の飛行するスマトラサギ 

画像4

    そのスマトラサギが飛行している写真が⑤です。やはり姿形といい、アオサギを彷彿させます。日本にいるアオサギは比較的には身近な野鳥です。よく、ダイサギコサギなどと群れています。そんなアオサギでも、私の住むマンション裏の川沿いに、真夜中に川上を飛行しながら「グェッ、ギャー」とか鳴かれたら、一度に目が覚めるわけで、増してこんな大きかったら仰天します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?