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第1322回 不思議な野鳥 ⑵
①https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/saramihh/entry-11727875631.htmlより引用の不思議な鳥のイラスト
②http://www.town.kadogawa.lg.jp/administration/introduction/symbol/page001058.htmlより引用のカンムリウミツバメの親子(体長約24㌢)
ネットで①の写真のカンムリウミツバメの画像を検索してみてもほとんどがツバメの飛ぶ姿に似たこの鳥の写真が多くやっとこさ掲載できました。ずんぐりむっくりで飛ぶのが苦手で、なんとも愛くるしいこの海鳥は、春になると姿を現し、五月下旬にいなくなる不思議な鳥だと言うことです。カンムリウミスズメは、ペンギンを小さくしたような格好をして、小太りな体、比較的短い翼と足のため、飛ぶのが苦手。そのかわり、足は少し後方にあり、ペンギンのように潜水します。
③-1.https://www.google.co.jp/amp/toricago.net/chinese-little-bittern.html/ampより引用のガニ股のヨシゴイ(体長約36㌢)
③-2.https://www.google.co.jp/amp/toricago.net/chinese-little-bittern.html/ampより引用のろくろっ首のヨシゴイ
まあこんなに面白い姿を提供してくれています鷺の仲間で、一番身体の小さな③-1.と-2.のヨシゴイ。サギの仲間は大きく二つに分かれて、シラサギやアオサギのようにすらりとした身体付きのグループと、ゴイサギやミゾゴイのようなずんぐりした身体付きのグループに分かれて、ヨシゴイはずんぐりの方に入ります。ヨシゴイの漢字は葦原に生息しますから「葦五位」です。日本には夏季に繁殖のため飛来する夏鳥です。とにかく本種は身体を伸ばしたり、縮めたり動作が笑わせます。
④-1.https://www.google.co.jp/amp/s/jyotoblog.ti-da.net/a8571395.htmlより引用の最近街中のコンクリートジャングルのビルにと営巣するイソヒヨドリ(体長約25㌢)
④-2.https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/usagida/2016/03/13/10751.htmlより引用のツバメ(体長約17㌢)の営巣
いま、街中に海の磯辺や岩肌にいる④-1.のイソヒヨドリはこんな人工物であるマンションやビルのベランダに現れ、気に入った場所だとそこに営巣してしまいます。よっぽど硬いものが好きなのでしょうが、しかし人が往来するような場所で有れば、営巣は沁ません。しかし、この④-2.の写真のツバメは私が子供の頃から、春先になると、南の国から日本に帰ってくる夏鳥で、あの身近すぎるスズメでも民家の周りに営巣するだけです。ツバメは玄関の軒先に断りも入れずに営巣します。
⑤-1.http://www.tanpopo-law.jp/article/15431676.htmlより引用のイスカ(体長約17㌢)のぐいちなクチバシ
⑤-2.https://www.google.co.jp/amp/s/mmatomo.exblog.jp/amp/30560834/より引用のナキイスカのつがい(左側がメス、右側がオス共に体長約15㌢)
前回の第1299回で紹介しましたヘラサギのクチバシも箆のようですが、今回にご紹介させて頂く⑤-1.の写真のイスカは、ご覧のように左右の向きが個体によって違ってはいますが、クチバシが食い違っているのは確かです。⑤-2.はそのイスカに寄り添うように行動を共にするナキイスカで、やはり同じクチバシの形状です。イスカの漢字表記は、交わる喙(クチバシ)と書いて「交喙」です。このクチバシで松ぼっくりの実を食べます。不思議な事に食べない幼鳥のクチバシは真っ直ぐです。
⑥-1.YouTubeより引用のホトトギス(体長約28㌢)のウグイス(左側はメス、体長の15㌢)への托卵
⑥-2.http://www.tanpopo-law.jp/article/15431676.htmlより引用のカッコウ(右側成鳥は、体長約35㌢)のオナガ(左側体長約36㌢)への托卵
この世の中に、自分が産んだ子供なのに、自分で育てず、人任せの親の話しはよく聞きますが、鳥類の世界で、自分は産むだけで、それを他の鳥に子育てをさせる、そんな人でなしの野鳥がこの⑥-1.の写真のホトトギス、-2.のカッコウ、そしてツツドリ、ジュウイチの四種が日本の托卵鳥です。理由は抱卵斑がないことや、体温変動が激しいことだといいます。その理由は理解出来ても、本能からか、カッコウならオオヨシキリやオナガ、ホオジロ、モズを対象抱卵斑するのは不思議。
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