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第1667回 ビル街に染まるイソヒヨドリ

①https://www.gettyimages.co.jp/動画/オフィス街より引用のオフィス街

   いま、私の身近な野鳥として、凄く頭をよぎりますのは、どんな鳥なのかと考えましたら、なるほど私のハンドルネーム翆野大地の一部を担っています『翆』はカワセミを表しますし、また私のこのブログの顔写真はモズを採用していますが、カワセミは水辺の野鳥ですし、モズも樹々がある公園などに場所が特定され、身近なスズメみたいに身近な野鳥はという事になりますと、つい最近の様に思われる十数年前にこの街に現れた、イソヒヨドリという性的二型の野鳥が見受けられます。

②YouTubeより引用の夜明け前からさえずるイソヒヨドリ

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   もうイソヒヨドリは何回か記事にして投稿しています。しかし、もう一度おさらいの意味で紹介いたしますと、その漢字表記は「磯鵯」と二文字で表します。読んで字の如く『磯』にいる『鵯』てなりますが、私の住んでいる街は山沿いの街でありますので磯はありません。またイソヒヨドリヒヨドリの仲間ではなく、どちらかといいますとツグミやヒタキの仲間になります。鵯とあるのはイソヒヨドリのメスが似ていたからといいます。

③http://www.tabata-tumugi.co.jp/fuubutu/backno/fuu1105.htmより引用のイソヒヨドリのつがい

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   ③の写真はイソヒヨドリのつがいです。街中にいる野鳥に圧倒的に多い雌雄同色の形態ではなく、ご覧の様に雌雄の体色がまったく違います性的二型となります。よく幸せを呼ぶとされる鳥を青い鳥といいますが、まさにこのイソヒヨドリのオスは青い色です。街中やその近辺に生息する野鳥たちはある意味で人間という防波堤に助けられていますから、蛇や猛禽類に襲われることなしに過ごせます。人里離れますと野鳥は種の保存を優先し卵を産むメスを守るべく地味な色になります。

④http://opipo.blog.fc2.com/blog-category-82.htmlより引用のイソヒヨドリの営巣

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   ④の写真はイソヒヨドリのつがいか、何かの小屋に人が与えた人工巣に営巣を行なって、子育てをしている風景です。ツバメのように民家の軒先に営巣するのと同じようなものです。イソヒヨドリは日本では海辺の磯でゴカイなどを捕食していました(現在も磯部にはいます)。ちょっと前まで海辺部の野鳥と思っていましたが、実は日本では磯辺の野鳥で、しかし、世界的には標高二千〜四千㍍の高山の岩石地帯に生息する鳥だそうです。今や私の住むマンションの何処かに営巣する鳥です。

⑤-1.https://www.google.co.jp/amp/s/plaza.rakuten.co.jp/nonkiblog/diary/201605310000-amp/より引用のイソヒヨドリの幼鳥

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⑤-2.https://blog.goo.ne.jp/mitohanto/e/94ee1785a30c15761429c36242dae52eより引用のイソヒヨドリのオスの若鳥

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   私が一番びっくりしたことは、私の住むマンションのどこに営巣しているのかは分かりませんが、④の写真のようにつがいが、代わる代わる昆虫などの餌を運んできて、ヒナというより幼鳥に給餌を共同廊下でしていたことです。⑤-1の頃は雌雄の区別が分かりませんでしたが、大きくなるに連れ、⑤-2.のように青みを帯びた身体になってきたのでオスと分かりましたが、わざわざ廊下の手摺りで給餌することは無かろうって思っていました。どんどん街中生活にマッチしてきました。

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