第542回 総称の名前で呼ばれる野鳥たち
①https://hechamukure.blog.so-net.ne.jp/2008-11-02-2より引用の野鳥のイラスト
何か「総称で呼ばれる野鳥」って言うと、難しく考える方もいらっしゃると思いますが、実は「カラス」「ハト」「シラサギ」「タカ」「キツツキ」「フクロウ」なんかのことをいいます。以前にも述べましたけど、シラサギやキツツキと言った名前の鳥はいません。昔の人たちは今のように望遠鏡や双眼鏡、望遠レンズ付きのカメラなんてなかったから判別のしようがなかったのです。
②https://www.gtuber.com/676.htmlより引用のハシボソガラスとハシブトガラスの違い
②の「カラス」が一番いい例と思いますが、今でもどんな時でも「カラス」と表記される場合がほとんどです。本当はハシボソガラスとハシブトガラスの二種が身近な「カラス」で現在に街中で見かける「カラス」はハシブトガラスで、昔の話をすると街中ではハシブトガラスは居なくて、時たま山からハシボソガラスがやってきて、その当時の「カラス」はハシボソガラスでした。
③コサギとダイサギの違い
この③の写真を現在の野鳥のことをあんまり知らない方が見られたら、きっと「シラサギ」という野鳥の親子が写っているのだと思われることと思います。しかし写真の大きい方の「シラサギ」はダイサギ、小さい方がコサギと名前がついており、よく見るとこの二種のクチバシや足の色が違うことに気がつくと思います。「シラサギ」は文字通り白いから間違いやすいです。
④https://kotobank.jp/word/キツツキ-51091より引用のキツツキの種類
④の写真の「キツツキ」は「カラス」や「シラサギ」と違って、森などの樹木から「キツツキ」の樹を突く音が聞こえてきて、それがアカゲラなのかコゲラなのか、姿が見えないので分かりづらいというものです。人によってそのドラミングの音を聞き付け発見したのが、アカゲラであったり、コゲラであったりするため見分け方が難しく、これら数種の仲間のキツツキってなります。
⑤https://mainichi.jp/articles/20170915/ddl/k36/040/568000cより引用の飛翔する「タカ」(ノスリ」
面白いことに総称の「ワシ」「タカ」の部類になると、空高く飛んでいる⑤のような写真は現在の望遠レンズ付きのカメラなんてないんだから、例えば大きなハチクマか小さなチョウゲンボウなのか、空高くのこはわからないと思います。しかし、この「タカ」の仲間でも、ピーヒョロヒョロと鳴くトビだけは違いがわかり、『鳶が鷹を産む』という格言があり、トビは見分けています。
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