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第1281回 快調な海鳥 ⑴

①https://jp.123rf.com/photo_54582123_カモメの飛行鳥と海鳥のカモメ%E3%80%82自然の都はカモメ-ビーチ無料鳥、カモメを見ている野生生物海鳥漫画です%E3%80%82偉大な黒背景カモメ都-marinus-の海の野.htmlより引用のイラスト

②https://www.google.co.jp/amp/s/www.gizmodo.jp/amp/2016/08/bird.htmlより引用の眠りながら飛ぶオオグンカンドリ(体長約100㌢) 

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   野鳥の中には渡りの際には長距離を飛行続けなければならないので、睡眠を取りながら飛行する野鳥がいて、このオオグンカンドリは、上昇気流に乗った後にゆっくりと下降することを繰り返しながら、一週間以上飛び続けることが出来ます。脳波計を装着して睡眠パターンを調べたところ、飛びながら眠っていました。眠りながらの飛行のうちの4分の3は脳の片側だけが働いています。残りの4分の1は脳のが両側が同時に働いているので、睡眠と調整された飛行を両立できるのです。

③https://www.newzealand.com/jp/plan/business/whale-watch-kaikoura-ltd/より引用の泳ぎ続けるワタリアホウドリ(体長約120㌢)

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   体長120㌢、翼開長300㌢に達する世界最大級の海鳥のワタリアホウドリ。英名のWanderingは『放浪』の意味があるように長距離の飛行で知られ、南氷洋のクローゼー諸島からで巣立ったばかりのワタリアホウドリを追跡すると、最初の5日間の殆どを海で泳いで過ごしていました。上手く飛ぶことが出来るようなると間もなく一日に600㎞を飛ぶようになり、1年目の合計飛行距離は平均すると地球4周分に相当する184,000㎞にも及び、翼を広げた位置で固定し、遠距離を飛びます。

④https://www.cruiselife.co.jp/arctic/navi/arctic/svalbard/north-east-svalbardより引用の父子で初航海するハシブトウミガラス(体長約45㌢)

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   遠くでこのハシブトウミガラスを見るとペンギンに間違うほど似ています。その幼鳥が崖から飛び降りて巣立つ時、体重は成鳥のおよそ3分の1です。初めての航海には父鳥が連れ添います。追跡調査により、グリーンランド西部のコロニーから巣立った若鳥は父親と一緒に南へ向かって3,000㎞泳いだことがわかりました。この初めての航海は親子は恐らく目視と鳴き声を使ってコミュニケーションをとっていると思われます。若鳥が初めて荒波を経験したときは、恐ろしかったでしょう。

⑤https://marinescape.jp/wpb/archives/20341/より引用の台風の中飛行するチュウシャクシギ(体長約42㌢)

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   チュウシャクシギは台風の目の中でも飛べることを証明したのは、一羽のチュウシャクシギが北アメリカ東部で、熱帯性暴風雨に遭遇しました。 しかし時速12㎞で嵐に飛び込み、嵐の目を通過し、27時間後に時速150㎞で嵐から脱出し、或いははじき出されたか。直ちに進路を変えました。このようにチュウシャクシギは、必要ならば悪天候にも対応出来るのです。予定通り行かない時でもチュウシャクシギが進路変更をしたように、第二プランがあることもあるのです。本能でしょうか。

⑥Facebookより引用のシロカツオドリ(体長約93㌢)のコロニー

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   シロカツオドリは繁殖域は北大西洋で、通常大きな集団営巣地として、海洋を見下ろす崖や小さな岩の多い島に営巣します。コロニーは英国とアイルランドの沿岸に点在し、コロニー同士の間が30㎞程度と近くても、それぞれのコロニーの鳥は別の採餌エリアを利用しています。このようなパターンが出来たのはコロニーから採餌エリアに向かう他のカツオドリの後を追うことにより最善のエリアを学んだからかも知れず、特に若鳥は経験豊富な成鳥に学んでいることが考えられます。

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