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第672回 野鳥の視力の秘密

①https://t-koni.com/character/2019/03/20/post-307/より引用のイラスト

   野鳥は遠く離れた木の枝から遠くにいる、まるで人間には見えない昆虫なんかを、高い木の枝から一直線に飛んでくるや、クチバシにその昆虫を咥えています。野鳥はなぜ空高い所からはるか遠くの獲物を的確に狙うことが出きるのでしょい。野鳥は、視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚という五感のうち、とくに視覚がよく発達しています。野鳥の視覚の広さや視力はすばらしく、タカ類の場合、人間の約六倍以上の視力を持っていると言います。私なんか老眼近眼で羨ましい限りです。

②https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/zuroku/islands_around_antarctica/d057483.htmlより引用のオウサマペンギン(体長約85〜95㌢)

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   ペンギンの仲間は②のオウサマペンギン、③のコウテイペンギンの他、イワトビペンギンガラパゴスペンギンハネジロペンギンフンボルトペンギンマゼランペンギンケープペンギンコガタペンギンヒゲペンギンフィヨルドランドペンギンシュレーターペンギンスネアーズペンギンロイヤルペンギンマカロニペンギンアデリーペンギンジェンツーペンギンキンメペンギンの18種がいます。空を飛べる野鳥とは違い、視力は0,3しかない近眼です。

②https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/ktc811/entry-12434045907.htmlより引用のコウテイペンギン(体長約115〜130㌢)

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   とても寒い南極を中心とした島々にオウサマペンギンはいます。彼らの眼の構造は氷上生活に適応していて、キラキラした氷の眩しさ、採餌のために潜る暗い海、二つの世界を行き来して生きているペンギンの眼は、他の野鳥たちとは全く違います。昼間は、オウサマペンギンは瞳孔を縮め、暗い海で泳ぐとき、彼らの瞳孔を大きく丸く広げます。瞳孔の調節でペンギンはサングラスなしでも眩しさを感じません。その眼です暗い海の中でも、餌を見つけることができるのです。は

④猛禽類のトビ(体長約59〜69㌢)

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   皆さんもご存知のように大空高く「鳶がくるりと輪を描いた」と山の麓や海辺でくるりと円を描いてトビが飛翔している姿を良く見かけたことと思います。空を旋回しながら、地上や地上近くにいる餌を探しているのです。トビは猛禽類でありながら、生きた獲物を捕食することはありません。よく京都の鴨川の川沿いで、行楽客のお弁当のおかずやハンバーガーを盗み取るトビの群れを見かけます。同じくハシボソガラスハシブトガラスと餌の取り合いを演じています。

⑤宙から獲物を見つけるトビ

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   トビは上空からで餌を探し、地上で一瞬にして餌を手に入れ、すぐに大空に戻ります。上昇気流を利用して高く飛ひます。トビはカラスより優れた視力で、餌を探すために路上を歩く必要がありません。そのトビの目を強い紫外線から守るため樹状突起という構造で、ヘアブラシのような櫛膜が目の表面に描かれていて、それが目を守り、この櫛膜は、目に入ってくる紫外線の量を調節し、眩しさを減らします。この櫛膜の存在により、高所からもトビは高視力を誇っているのです。

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