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第1011回 身近な野鳥のききなし

①https://matome.naver.jp/m/odai/2154579019068987301より引用の集中して音を聴く

   私は何度も申し上げておりますように、鳥のことが大好きで、このように毎日、毎日もっと楽しく記事を書くことが出来たらいいのに、面白くもない自己満足の記事をダラダラと書いてしまっています。①の写真は「今何とおっしゃいました?」とか耳を必死になって傾けている写真です。私は鳥、特に野鳥が好きで「ホーホケッキョッ」はウグイスでとか、知ったようなことを言ってはいるものの、姿が見えない野鳥がさえずっていても、鳴き声を何度聴いても、どの鳥かわかりません。

②https://note.com/hiho2351/n/n47ded04b7587より引用の身近なスズメのさえずり

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   いまいる鳥の姿が見えるなら、その鳴き声はその鳥の姿を知っていれば、容易にその鳴き声がどの鳥であるかが判断できます。しかし、姿を確認できずに、またその鳴き声を認識していないなら、いま姿が見えないその鳴き声の鳥は何かと言うことが判断できません。人によってその鳥の鳴き声がこう聞こえる、いやああ聞こえるという判断は人によって様々だと思います。中学校の英語の授業で、日本の鶏は「コケコッコー」が、アメリカは「クックル、ドゥ」だと教えてもらいました。

③https://news.nicovideo.jp/watch/nw5211816より引用のキジバトのさえずり

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    これは何もアメリカの鶏だから英語で鳴いているのではなく、アメリカ人の耳には「クックルドゥ」と聞こえるということで、何も鳥に限らず犬は「バゥ、ワゥ」豚は「オィンコ、オィンコ」など。それにこれはアメリカ人の聞こえ方であり、中国人やロシア人など、人種が違えばもちろん聞こえる鳴き声も変わり、身近なスズメですら、同じ日本人でもどんな鳥が鳴いているのかわからない時は、人によっては「チュンチュン」なのか「チィ、チィ」かはわからないような状態です。

④http://bird-muromi.sakura.ne.jp/zukan/suzume/hashibutogarasu/hashibutogarasu.htmlより引用のハシブトガラスの鳴き声

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   こんな時には「ききなし」と呼ばれる昔ながらの鳴き声の擬似化が非常に役に立ちます。あのウグイスの「ホーホケッキョッ」も「法、法華教」と覚えやすくしてあり、便利だと思います。日本人には鶏は「コケコッコ」であり、犬は「ワン、ワン」なのですから、ききなしではこの鳥がこんな風に鳴くと覚えておられましたら、たとえその鳴き声の鳥の姿が見えない時も、このききなしを覚えていれば「ホーホー、ホーホー」と夜鳴くのはアオバズク「ゴロスケ、ホッホー」はフクロウ

⑤http://www.forest-osaka.org/bird/bird003.htmlより引用のセグロセキレイのさえずり

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    それでは反対に何時も身近にいる野鳥の鳴き声は私たちはどう聴こえているのでしょう。まず②のスズメは「チュンチュン」のほか「チューチュー」(江戸時代)、舌切り雀では「ちうちう」でした。③の鳩(この場合はキジバト)で「クウクウ」と鳴くのは公園や駅のホームとか人の集まるところにいるドバトで、最近に街中に進出してきたキジバトは「デ、デ、ボッポー」で「父親粉食え(デデコクエ)、父親粉食え」とか「鉄砲、鉄砲」とか、父親とか、鉄砲とかの漢字が絡むききなしです。

⑥https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/akashi-tai/entry-12279932582.htmlより引用のヒヨドリのさえずり

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   ④の写真の街中でお馴染みのカラスといえばハシブトガラスで「カー、カー」ですがききなしは、子供の頃頃に「アホー、アホー」とか「カカア、カカア」「オッカア」とか母親でなく自分の奥さんの呼び名のように。最近に街中進出が目立つ⑤のセキレイ(写真はセグロセキレイ )は「ジービジチチロジージジ」が「鍋も茶碗も破れてしまえ、親死ね子死ね鍋釜こわれ、家のぐるり海になれ」とながったらしく、ヒヨドリは「ヒーヨ、ヒーヨ」ですが「奇異奇異(きいきい)」とききなし。

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