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第552回 去り行く夏鳥とやって来た冬鳥

①https://jp.123rf.com/photo_6919054_鳥渡り鳥イラスト漫画.htmlより引用のイラスト

   皆さんもご存知のように、渡り鳥で一番有名なのが「夏鳥」のツバメです。都会のど真ん中では田んぼなどあるはずもなく、今では大阪市内の中心部にはツバメはいませんが、私の勤める大阪市天王寺区には久しぶりにつがいのツバメの姿を見ました。また、冬には冬の渡り鳥がいて、その代表的な野鳥は公園の池などに集団生活をしている「カモ類」だと思います。

②https://tenki.jp/lite/suppl/usagida/2015/09/18/6421.htmlより引用のツバメの渡り

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   日本には四季があり、春夏秋冬の寒暖の差がある季節があります。その四季徒然に渡り鳥としてこの日本にやってくるもの、また季節の変わり目にこの日本を離れていくもの、はたまた渡りの途中で、この日本に立ち寄るもの、そして台風などの影響で、迷い鳥としてこの日本に立ち寄るもの、さまざまな野鳥がこの日本にやって来たり、離れて行ったりするのです。

③https://www.google.co.jp/amp/s/prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000002350.000005875.htmlより引用の「タカ類」の渡り

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    その中では、一番皆さんの目につくのは夏鳥のツバメです。春先の七十二候清明の初候に「玄鳥至」(つばめきたる)として、昔から四月五日〜九日頃にツバメはやってきます。越冬地のフィリピンや台湾から飛来し、白露の末候「玄鳥去」(つばめさる)の九月十八日〜二十二日に日本を離れて越冬地に迎います。

④http://www.fujingaho.jp/lifestyle/wanokoyomi_kougan_170409より引用のマガンの渡り

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   またそれに交代するかのように、寒露初候 鴻雁来(こうがんきたる)の十月八日〜十三日には「冬鳥」のマガンが北の国からこの日本に越冬地とかしてやってくるのです。このほかマガモジョウビタキツグミなど冬鳥は繁殖期を外れていますので、さえずりことはありません。また開けて、四月十日〜十四日の清明 鴻雁北(こうがんかえる)でツバメと入れ替わり、日本を離れます。

⑤https://gramha.net/explore-hashtag/旅鳥より引用の旅鳥アオアシシギの渡り

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   渡り鳥の中で「夏鳥」でもなければ「冬鳥」でもない渡り鳥がいます。この日本を中継点としている「旅鳥」です。その多くは「シギ類」や「チドリ類」に多く、⑤のアオアシシギオオチドリチゴハヤブサヤマショウビンアジサシムナグロなどです。四季のある国日本ならではの渡り鳥たちの一年間の飛来です。

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