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第1008回 ダーウィンが来た 「街に大進出!青い鳥の謎」

①https://thetv.jp/program/0000813711/721/より引用の10月10日放送の「ダーウィンが来た」

   ついに以前に放送中に予告のあった 「街に大進出!青い鳥の謎」と題して、幸せを運んでくる青い鳥であるイソヒヨドリのレポートを放送致しました。東京都八王子市におけるイソヒヨドリの街中進出の謎を追うというものでした。さっそく街中でイソヒヨドリの鳴き声が聞こえてきて、カメラもその鳴き声の報告を追うと、ビルの屋上や電信柱の天辺で羽を震わせながら鳴いている姿が目撃されます。イソヒヨドリは本来なら海辺の磯にいるヒヨドリに似た鳥という名前の由来なのに…

②-1.https://www.google.co.jp/amp/s/mokotabi.exblog.jp/amp/15921019/より引用のビルの屋上で鳴くイソヒヨドリ(体長約24㌢)

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②-2.https://global.canon/ja/environment/bird-branch/photo-gallery/isohiyodori/index.htmlより引用の岸壁で鳴くイソヒヨドリ

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   どんな時でも問われますのが、なぜイソヒヨドリは日本では本来なら磯辺の鳥であったのが、なぜ八王子市をはじめとして、全国各地の街中、つまりコンクリートジャングルの建ち並ぶいわゆる都会にやってきたのでしょう。②-1.の駅前のビルが建ち並ぶことの多い喧騒たる場所への引っ越しはなんのためなのか。以前なら②-2.の岸壁の人も寄り付かない高所で、澄み切った鳴き声でさえずっていたイソヒヨドリ。磯辺で釣りの餌になるゴカイなどの海洋生物を捕食していたのがどうして…

③http://www.tabata-tumugi.co.jp/fuubutu/backno/fuu1105.htmより引用のつがいのイソヒヨドリ(左がオス、右がメス)

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③-2.https://www.birdfan.net/2019/02/15/68147/より引用の本家ヒヨドリ(体長約28㌢)

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   イソヒヨドリは「ヒヨドリ」と名前が付きます化、ただ単にそれはイソヒヨドリのメスがヒヨドリの容姿に似ていましたからイソヒヨドリと名付けられただけで、ヒヨドリの仲間ではなくオオルリキビタキと同じヒタキの仲間と紹介されました。③の写真はつがいのイソヒヨドリです。番組ではイソヒヨドリのメスの紹介もしていました。私の解釈として、昔の人は何故にメスと比べ、目立ち度の高いオスを対象としなかったのか。やはり昔から幸せの青い鳥の対象の鳥はいなかった。

④-1.http://65650234b81505ec.lolipop.jp/?QBlog-20130426-1より引用のビルの一角で子育てするイソヒヨドリ

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④-2.https://www.google.co.jp/amp/s/miao10.exblog.jp/amp/13328435/より引用の岩場の洞穴で子育てするイソヒヨドリ

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   さえずる場所は街中ではビルの屋上や電信柱の天辺とか、または海辺ならば断崖絶壁の人も寄り付かない高所と、高い所という共通点があります。またこれは子育ての営巣場所にも似通った共通点があります。街中での子育ては④-1.の高いビルの換気口とか、看板の隙間とか。また海辺では④-2.のように高所の岩場の隙間とかに営巣して子育てを雌雄揃って行うことを番組でも紹介しています。この共通点もやはり高所で見渡しがよく、鳴き声が遠くまで通ることが証明されました。

⑤https://www.birdfan.net/2017/07/14/54228/より引用の飛びながらさえずるイソヒヨドリ

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   街中ではハシブトガラスが天敵であることや、営巣のヒナに対して糞の始末は、つがい揃ってヒナに餌を運び、巣を離れる時には必ず糞を咥えて捨てにいく姿や、カラスからヒナを守る親鳥の緊張した行動などの紹介があり、ほぼ満足に思う反面、なぜ八王子の海辺から街中に進出しなければならなかったはっきりした理由とか、通る鳴き声が非常に遠くまで聴こえるのか周波数で分析までは良かったですが、普通の野鳥とは違い、さえずるのはオスだけでなく、メスもという紹介はなかったです。その辺を掘り下げて欲しかったです。

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