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第405回 切手の中の野鳥の歴史(2)

①https://www.stamp-satei.net/bird/より引用のルリカケスライチョウキジバトの「鳥シリーズ」10円切手

   昭和38年1月、農林省から5月の愛鳥週間にあわせて記念切手を発行して欲しいとして、鳥シリーズの企画を採用し、特別天然記念物のルリカケスライチョウコウノトリの三種、サンコウチョウ、ホオジロウグイスの六種を取り上げました。尾羽の長いサンコウチョウは除外しました。

②https://www.stamp-satei.net/bird/より引用のコウノトリウグイスホオジロの「鳥シリーズ」10円切手

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   身近な鳥と絶滅危惧種をあわせて題材を選定することにして、昭和38年6月10日に、奄美大島と徳之島のみに生息する珍鳥ルリカケスの切手が鳥シリーズ切手の第1集として発行されました。またサンコウチョウに変わってキジバトが採用されました。キジバトは普通切手とともに登場です。

③https://kaitori-navisan.com/kitte/【自然保護シリーズ切手】の買取価格と種類につ/より引用のアホウドリの20円切手

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④https://kaitori-navisan.com/kitte/【自然保護シリーズ切手】の買取価格と種類につ/より引用のタンチョウの20円切手

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   自然保護シリーズは昭和50年1月16日に発行の第5集から翌51年2月27日に発行の第8集までの4種類に鳥類が取り上げられています。アホウドリの20円切手は50年1月、は同年2月、ハハジマメジロは同年8月、アカヒゲは翌年51年2月に発行されました。

⑤https://kaitori-navisan.com/kitte/【自然保護シリーズ切手】の買取価格と種類につ/より引用のハハジマメジロの20円切手

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   尚、昭和51年1月に郵便料金が値上げされることが決まったため、アカヒゲの切手は料金改正後の2月に50円切手として発行されました。自然保護シリーズは昭和53年7月にコマクサ(植物)の切手が発行されるまで、全20種類にもおよぶロング・シリーズになりました。

⑥https://kaitori-navisan.com/kitte/【自然保護シリーズ切手】の買取価格と種類につ/より引用のアカヒゲの50円切手

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   このうち、昭和40年1月に発行の第5集から翌41年2月に発行の第8集までの4種類に鳥類が取り上げられています。鳥類切手の題材は、山科鳥類研究所、日本野鳥の会、環境庁などの鳥類研究・保護団体の代表者と郵政省との検討により決定されたものです。

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