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第1430回 サバンナの野鳥の王者

①https://japaneseclass.jp/trends/about/鳥人より引用のイラスト

   アフリカ大陸のサバンナには、色んな生き物が集結して、我がその王者であると言わんばかりに、その勇姿を今日もサバンナという死闘の場所に置いて、生死をかけた闘いを繰り広げています。その中にはサバンナきっての猛獣、そして百獣の王であるライオン、猛獣ではありませんが、陸上最重量級のアフリカゾウ、そして、群なし突進すれば近寄ることすらできないスイギュウなど、サバンナは大型哺乳類の独壇場かもしれませんが、このサバンナにも立ち向かう大型鳥類もいます。

②https://jinjibu.jp/article/detl/hitokane/190/より引用のダチョウ(体高オス2.1〜2.8㍍、体重120kg)

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   ②の写真のダチョウは皆さんもご存知の、飛べないけど、動物園やサファリパークなんかで、ご覧になってみて、非常に大きな生き物だと思われたと思います。私は子供のころはダチョウは鳥ではないと思っていました。ダチョウエミューのような飛ぶことの出来ない地上性の高い野鳥には、ほかの鳥の大きさの基準が体長であるのに対して、体高、人間でいう身長や体重を表します。ダチョウは体高最大約2.8㍍、体重最大約120kg、横幅約2㍍と、人間よりすごくおっきな生き物です。

③https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヘビクイワシ#/media/ファイル%3ASagittarius_serpentarius_Sekretär.JPGより引用のヘビクイワシ(体長約100〜150㌢)

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   ダチョウは飛べないからと、飛ぶこともできてかなりの猛獣に近い野鳥はと探してみますと、いろいろいる中で、ダチョウのように地上性の高い野鳥がいました。③の写真はもう何回か、記事に掲載しました美人な野鳥のヘビクイワシです。サハラ砂漠以南のアフリカ大陸のサバンナにいて、体長約100〜150㌢、体重は約2.3〜4.27kgの容姿からみてスリムな身体です。ヘビ類などの大型の獲物は後肢で踏みつけて殺してから捕食します。猛毒コブラ類も含めて捕食することはあります。

④https://www.birdfan.net/2018/10/05/65318/より引用のクロハゲワシ(体長約100〜110㌢)

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   いまは、ハゲワシと言っても種類が多く、総称となっていますが、いまはハゲワシといえば、④の写真のクロハゲワシを示すことになります。ヨーロッパ南部からトルコ、中央アジア、チベット、中国東北部に分布し、サバンナの掃除屋的存在です。体長約100〜110㌢、最大級の体重約14kgもあります。また、ハゲワシの仲間は猛禽類です。鳥は臭覚が非常に弱く、視力がずば抜けて優れていますが、このハゲワシは臭覚が非常に発達しています。屍肉の匂いがすれば、現れる王者です。

⑤https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アフリカオオノガンより引用のアフリカオオノガン(体高約150㌢)

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   私はこの⑤の写真のアフリカオオノガンを説明するときにイタチ科のラーテルと言う珍獣と重なります。体長約70㌢くらいですが、皮膚は分厚く、四趾に鉤爪をもち、ライオン共やり合います。アフリカオオノガンは最大級体高約150㌢、最大体重22kg。成鳥はその体格ゆえに猛禽類に襲われることがありません。飛んで逃げるので大型肉食性哺乳類もこの鳥を基本的には襲おうとしません。従って、これといった天敵がいません。小さな生き物なら、カメレオンやネズミ、昆虫等の肉食。

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