見出し画像

第1575回 歩くのが好きな鳥

①https://birdstory.net/illust/7307より引用の歩いているセキセイインコのイラスト

   私は中学生の頃に、理由あって家に次々に飛び込んで来た典型的な緑色のメスとその後、このメスにつられて飛び込んで来た黄色いオス二羽のセキセイインコを保護して飼っていました。オスの方は手乗りだったようで、慣れたら私や家族の手や肩に乗ってきて、愛想を振りまいていました。その時に、上の①のタイトルイラストのように、飛ぶよりも、とことこ歩いてケージの入り口まできて、出して欲しいと、左右に歩き回り強請られ外に出ると、自由自在に歩いて私の肩に乗ります。

②-1.https://iinee-news.com/post-17840より引用のホッピング歩きのスズメ(体長約15㌢)

画像1

②-2.https://www.birdfan.net/2020/03/06/77829/より引用の達磨さんが転んだのツグミ(体長約24㌢)

画像2

   皆さんも②-1.の身近なスズメが地面を歩いて餌を探していたり、採餌したりする仕草をご覧になったことがあると思います。スズメの仲間のシジュウカラなどは樹上採餌で歩く姿を見かけたことはありませんが、スズメはホッピング歩行で、仲間と固まって歩行しています。やはり同じスズメの仲間で冬鳥の②-2.のツグミも、別名「チョウマ(跳馬)」と呼ばれるように、人に見つかっても、ホッピング歩行をして、あの有名な「達磨さんが転んだ」の仕草で、あまり飛ぼうとせず歩きます。

③-1.https://tantan.nunodoll.com/dove/より首振り歩きするドバト(体長約33㌢)

画像3

③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/irotoritor.exblog.jp/amp/27613967/より引用の首振り歩きするハクセキレイ(体長約21㌢)

画像4

    私の周りの環境では、一歩部屋から外に出て、マンションの植え込みで出迎えてくれるのが、スズメのホッピング歩き。通勤路の職場までの道なりでは、ロータリーで③-1.の写真のドバトが朝からお腹を空かせて、首を振りつつウォーキング歩きで、下を向いては何かを啄んでいます。また定番のように、職場の近くのコンビニ前では、ドバトと同じく首を振りつつ、ハクセキレイドバトよりも忙しなく、こちらもウォーキング歩きで下を向きつつ何やら啄み、人が来ても飛びません。

④-1.Twitterより引用のホッピングするハシブトガラス(体長約56㌢)

画像5

④-2.http://ikimono8000.blog36.fc2.com/blog-entry-1510.htmlより引用のウォーキングで歩く左のハシボソガラス(体長約50㌢)と右のハシブトガラス

画像6

   普段の生活で目をやれば、必ず現れるのがカラスです。カラスと呼ばれるのは二種いまして、一つがこの④-1.のハシブトガラスです。ハシブトガラスはご存知のように見張り役と実行役に分担して、安全となれば、見張り役もやってきて、ゴミの在り方までぴょんぴょんホッピング。また④-2.の写真のように、珍しくウォーキング歩きのハシボソガラスとたまたま出会った時などは、知能が高いからできるのか、真似して堂々と歩きます。

⑤-1.https://www.photo-ac.com/main/search?q=里の鳥&srt=dlrank&qt=&pp=70&p=1&pt=Aより引用の歩くムクドリ(体長約24㌢)

画像7

⑤-2.https://www.google.co.jp/amp/s/mitirin.exblog.jp/amp/9030778/より引用の瓦屋根の上をホッピングして歩くイソヒヨドリ(体長約25㌢)

画像8

   夏になると、ヒヨドリのやかましい鳴き声とバトンタッチとばかりに、この⑤-1.の写真のムクドリが集団で草地や芝生の上で集団で採餌を開始します。歩き方はウォーキング。何やら地中の甲虫の幼虫や、セミの幼虫がお目当ての陽水。とりあえず、ギヤーギヤーとうるさいです。何も野鳥が歩くのは地面だけではありません。⑤-2.のように屋根を伝い歩きするイソヒヨドリ。マンションの廊下ではホッピング歩きをしていて、また廊下の手摺りでは伝い歩き。なんとも忙しなく歩きます。

⑥http://photozou.jp/photo/show/2995347/236672926より引用の歩くオスのキジ(体長約80㌢)

画像9

   さあ、最後の登場は少し離れた山里に行かないと、街中では会うことのできない⑥の写真のキジは、オスならば、こんな鮮やかな体色ですから、草むらでガサガサ、ごそごそ音がしましたら、キジのオスのことが多いです。「キジも鳴かずば撃たれまいに」って言われますが、キジの名誉の為にいいますと、きっとその近くに営巣があったに違いありません。そんなキジですが、歩き方はウォーキング歩きの元祖といわれます。セキレイなんかより早歩きと言うより、走ることが得意。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?