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第568回 可愛いエナガ

①可愛い野鳥の一つのエナガ(体長約14㌢)

   何かのネットの野鳥の比較のコーナーにこの日本で、もっとも小さな野鳥は何みたいなことで、①の写真のエナガと②のキクイタダキ、③のミソサザイの三種が取り上げられていました。一つ一つのチェックを入れて最終的にはこの三種の中で一番小さな種はどれだみたいな内容でしたが、何か焦点がボケているなと思いました。その中にはこの三種の体長が記載されているのですから…

②ライバルのキクイタダキ(体長約10㌢)

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   その結末はエナガが尾羽が長い関係でスズメより小さく、シジュウカラと同じ大きさの体長約14㌢、そして体長約12㌢のメジロより小さなキクイタダキとミソサザイは体長約10㌢なので、当然小ささを競うこととなり、キクイタダキが可愛さの分、一番小さな野鳥となりました。

コマドリのお嫁さん?のミソサザイ(体長約10㌢)

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   ちょっと違うんじゃないかと…それなら初めから14㌢のエナガを外して、12㌢のメジロを対象として三種としたらいいのにと思いました。でもこれは個人のもつ見解で文書を書くことは自由です。私の考えとしてはこれだけ小さな野鳥たちは当然可愛い姿形をしています。それならこの冒頭のエナガなんか凄く私的には可愛いと思います。

④亜種のシマエナガ(体長約14㌢)

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   エナガには④の写真のように北海道に生息するシマエナガがいます。雪の北海道の野鳥という感じでやっぱり可愛いです。本土のシマエナガは色が付いている分だけ⑤の比較写真をみると不利かもしれません。この亜種も含めてこのエナガの可愛さというか、魅力はなんなのでしょう。それは私的に語ると身体の割に長い尾羽にあると思います。

エナガシマエナガの比較

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   エナガの和名は極端に長い尾(全長14㌢に対して尾の長さが7〜8㌢)を柄の長い柄杓に例えたこと由来し、江戸時代には「柄長柄杓(えながひしゃく)」「柄柄杓(えびしゃく)」「尾長柄杓(おながひしゃく)」「柄長鳥(えながどり)」などです。エナガシマエナガのこの二種は私にとっては心の癒しだと思っています。

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