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第1081回 こんな野鳥も ⑸

①https://www.google.co.jp/amp/s/www.pinterest.jp/amp/pin/540713499005238778/

②https://blog.goo.ne.jp/chobin_0129/e/e32c96062c2f293d35ec5e686e467b28より引用のカワガラス(体長約22㌢)

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   川中を流れの反対方向に潜水して歩行している忍者みたいな⑥の写真の野鳥はカワガラスです。漢字表記も「河鴉」と表記しますが、カラスの体長仲間ではなく、スズメの仲間です。また姿形はミソサザイにとてもよく似ています。そのカワガラスの生活環境は流れの早い渓流の上流に生息しています。カワガラススズメの仲間ですから、水掻きもないのに泳げますし、また翼を使って上手に潜水までできます。趾(あしゆび)の裏には滑り止めがあり、滑り易い岩上を走る事もできます。

③https://news.nicovideo.jp/watch/nw3787215より引用のややこしいですが、チドリの仲間で〜カラスと名前がついたペンギンに似ているウミガラス(体長約40㌢)

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   かつてはどこかの動物園のペンギンのエリアにはどこからか、ゴイサギが飛んできて、ちょこんとペンギンの振りをしている写真を拝見したことがあります。この③の写真のウミガラスは、カワガラスと同じく身体が黒っぽいだけで、黒の象徴のカラスという名前がつきました。しかしチドリの仲間です。面白いことにウミスズメウミガラスより小さな仲間です。くちばしは長く、脚は尾の近くにあって、翼も尾も短く、陸上で直立歩行をする姿はペンギンを想像させる擬態ですかね。

④https://search.ppsimages.co.jp/cgi-bin/search.cgi?rm=results&site=Meta&do_search=1&form_name=metageneral_rm&per_page=60&orientation=&session_id=&keyword_and=プアーウィルヨタカより引用の世界で一種の冬眠するプアーウィルヨタカ(体長約20㌢) 

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   ④の写真の体長20㌢、体重は30〜60gほどのプアーウィルヨタカは鳥類で唯一の冬眠する野鳥です。周囲の温度に左右されることなく、自らの体温を一定に保つことができる動物を恒温動物といい、しかも、飛び回ることのできる鳥は自分に適した場所に容易に移動することができるので、鳥は冬眠する必要がないと考えられています。冬になると、岩の割れ目などに入り39℃ほどの体温は18〜20℃まで低下し、呼吸も心拍も下げて、3ヵ月ほどの冬眠に入ります。エネルギー節約です。

⑤https://dic.pixiv.net/a/ピトフーイよりカラスの仲間の有毒鳥ピトフーイの一種ズグロモリモズ(体長約25㌢)

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   毒鳥ピトフーイは、かつて同じ属に分類されていた ニューギニア島固有の鳥類六種を指します。ピトフーイの名は鳴き声に由来し、ズグロモリモズが有毒であることがシカゴ大学において発見され、世界初の有毒鳥類と認定された。その後、同属のうち五種が毒を持つことが判明しました。これにより、ピトフーイの名は有毒鳥類の代名詞として知られるようになりました。ニューギニアにはズグロモリモズズアオチメドリ、オーストラリアにはチャイロモリモズが有毒鳥に認定です。

⑥https://nazology.net/archives/39841より引用の文鳥の仲間の吸血鳥ハシボソガラパゴスフィンチ(体長約10〜20㌢)

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   ⑤のピトフーイみたいな毒を持つトラフグや爬虫類、両生類、昆虫の生き物のほとんどは、自分が毒を持つのは、生息環境で毒を持つ植物や生き物を捕食しているために自分も有毒を持ってしまったものが多数です。この⑥の写真のハシボソガラパゴスフィンチはガラパゴス諸島の生息環境に応じて、写真のようにカツオドリの背中に忍び寄り、クチバシで突いて血を吸います。ダーウィン島とウォルフ島に生息するハシボソガラパゴスフィンチの亜種は、鳥の血を吸う習性を持ちます。

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