第1186回 飛べない鳥
①https://www.pinterest.jp/pin/619526492461730742/より引用の飛べない鳥代表のコウテイペンギンのヒナ(親鳥体長約115〜130㌢)
鳥なのに飛べない鳥と頭に思い浮かべた時に直ぐに頭をよぎったのは①の写真のペンギンでした。ペンギンは総称で、①はコウテイペンギン、オウサマ〜、アデリー〜、コガタ〜、ガラパゴス〜、ケープ〜、フンボルト〜、ヒゲ〜、ジェンツー、マゼラン、キマユ〜、ロイヤル〜、マカロニ〜、キンメ〜、イワトビ〜、ワイタハ〜、カイルクと17種類もいます。ペンギンを見ても誰もがあんなに小さな翼では飛ぶことができないと思って当然ですが、その翼で海中をスイスイ飛んでいます。
②https://www.pref.mie.lg.jp/TIKUSAN/HP/77121045864.htmより鶏代表のアカドリ
私たちの身近に②の写真の鶏がいます。なぜ一番にあげなかったかと申しますと鶏は家禽であり、最近では人が改造して作ったというイメージがあり、また伊勢神宮で庭で飼われている鶏はねぐらである背の高い樹木の枝まで飛び上がることができます。専門家の話では鶏やアヒル、ガチョウといった人が飼っている家禽は、屋根付きの金網を張った鳥小屋に入れられており、餌を探す必要も鷲鷹や狐や猫と外敵から身を守る必要性がなく、飛んで逃げる必要もないから飛ばないのです。
③-1.ツル科の代表ヤンバルクイナ(体長約30㌢)
③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/mnsatlas.com/%3fp=41411&より引用の最小の飛べない鳥のマメクロクイナ(体長約12.5㌢)
③-3.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/オニオオバンより引用の幼鳥時しか飛べないオニオオバン(体長約49〜59㌢)
それでは日本に飛べない野鳥はいるのかと思っていましたら、沖縄の③-1.の写真のヤンバルクイナが浮かびました。クイナの仲間は大きな類でいいますと、水鳥の分類で鶴の仲間となります。クイナの仲間というか、飛べない鳥で一番最小の鳥はその名も③-2.のマメクロクイナといい、体長約12.5㌢の大きさで、メジロより少し大きな程度です。また③-3.はオニオオバンで、これもクイナの仲間です。この種は面白いことに、幼鳥の頃は飛ぶ事ができますが、成鳥には飛べなくなります。
④-1.https://www.google.co.jp/amp/s/www.excite.co.jp/news/article-amp/Labaq_51640532/より引用の走行系の代表のダチョウ(体高約230㌢)
④-2.http://blog.livedoor.jp/animal622/archives/2611249.htmlより引用のニュージーランドの飛べない鳥のひとつキーウィ(体長約30〜50)
④-1.の写真のダチョウのことを走行系の鳥というらしいです。このダチョウの翼を見ても身体とのバランスがあいません。エミューやヒクイドリ、レアなどが、ダチョウとよく似た体型をしています。このダチョウの仲間に共通することは共に脚力が強いということです。またダチョウの走行平均速度は時速約60kmです。また④-2.のキーウィは平胸類という分類では、ダチョウたちと同じ仲間です。飛べない証拠は飛翔するための胸筋が付着する竜骨突起と尾羽がありません。
⑤-1.https://shopblog.tomiya.co.jp/brand/tomiya/shop/chrono-factory/e6c05b1f-5594-4b8a-b4f0-8680a35a3fbbよりカモ類の代表オオフナガモ(体長約65〜78㌢)
⑤-2.https://www.saiyu.co.jp/blog/wildlife/?tag=ガラパゴスコバネウより引用の進化して飛べないガラパゴスコバネウ(体長約90〜99㌢)
鶴の仲間のクイナも水鳥と言えば水鳥ですが、やはり本格的な水鳥にも飛べない鳥がいます。食性は動物食で、潜水して貝類や甲殻類を捕食し、水辺の草地などに営巣します。⑤-1.のオオフナガモとフナガモは翼はあるものの飛翔力は退化しており、飛ぶことはできません。またトビフナガモは飛べます。⑤-2.のガラパゴスコバネウは見ての通り誰が観たってこんな小さな翼で飛ぶことはできません。天敵がいなくて胸骨の竜骨突起は発達しないので、飛ぶ必要がなくなる進化しました。
⑥https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030700145/?ST=m_newsより引用の飛べないオウムのカカポ(フクロウオウム 体長約60㌢)
他に有名な飛ぶことができない野鳥に⑥の写真のカカポがいます。オウムの仲間ですが夜行性なので、和名をフクロウオウムと呼ばれます。世界で唯一の飛べないオウムであること、最も体重が重たいオウムであること、レックという繁殖法をもつ点が大変大きな特徴です。他に有名な野鳥はクイナの仲間のタカへや別名カンムリサギモドキの美しいのに、飛べないカグー、また絶滅はしましたが、ダチョウに似たモア、ウミスズメの仲間オオウミガラス、鳩の仲間のドードーの三種です。
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