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第859回 ヨタカ(3回目)って

①http://www.osakajyotori.com/read/reiko/39.htmlより引用のヨタカ(体長約29㌢)のイラスト

   ②の「夜鷹」は野鳥のヨタカとはまったく関係ない江戸時代に、夜、道ばたで客を引いた、下等の売春婦のことをイラストにしてあるだけですが、その女性の扱いにしても下等とか下品なとかに表されました。ここで語る本当に総称でいう「ヨタカ」という野鳥は、前回の第858回に登場したプアーウィルヨタカのようには冬眠までにはいきませんが、昼間は何時も休眠していると思います。

②http://ukiyoe.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/26-b314.htmlより引用の浮世絵の「夜鷹」

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   日本におけるヨタカは、夜行性で、昼間は樹上で枝に対して平行に止まり休みます。抱卵中に危険を感じると翼を広げて威嚇する。鳴き声は夏先から大きく単調な「キョキョキョキョ、キョキョキョキョ」。鳴き声からキュウリキザミやナマスなどの別名があります。食性は動物食で、昆虫などを食べ、口を大きく開けながら飛翔し、獲物を捕食します。クチバシは小さいですが口は大きく開き、口の周りには長い剛毛があり、捕虫網のような働きがあります。飛びながら捕食します。

③http://www.nicheee.com/archives/1973153.htmlより引用の外国のひょうきんな「ヨタカ」

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   ③の写真をご覧になれば、外国の「ヨタカ」はどれもユーモラスな表情です。日本のヨタカは私はその鳴き声を聞くことはありますが、夕方から夜に行動して、昼間は寝ていますから、姿は見たことがないです、外国の「ヨタカ」はご覧のように目を開けて行動しますが、日本のヨタカの写真は殆どが目を閉じています。夕方に行動する時刻は上空は明るく、地面は暗く、低い枝に止まるとき、普通なら暗くて見えないですが、ヨタカの網膜は、上半分がフクロウと同じなので見えます。

④-1.https://www.google.co.jp/amp/s/rocketnews24.com/2014/03/03/417558/amp/より引用の擬態するヨタカ

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④-2.http://karapaia.com/archives/52154868.htmlより引用の④-1.の写真のアップ写真

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   日本のヨタカを初めて見た人からは、地味で醜い鳥とされてきました。アリスイ同様に身体の模様がどことはなしに爬虫類の身体に似ているからです。アリスイの元の語源はギリシャ語の"jinx"で不吉という意味があるといい、また②のイラストの「夜鷹」も、江戸時代、街頭で商売する私娼を夜鷹というほど、ヨタカは下等とされました。しかし、ヨタカアリスイ同様に擬態の名人です。④-1.や④-2.の写真をご覧になれば、どこにヨタカがいるのかがわからない状態だと思います。

⑤https://www.love-birds.net/2011-10-29/より引用の採餌の際のヨタカのクチバシ

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   ヨタカは抱卵中や子育て中は敵に見つからないように、あまり動きません。ヒナも目立たないようにあまり鳴かずクチバシを引っ張って餌をねだります。ヨタカは喉袋に虫を貯めてヒナに給餌します。夜はオスが抱卵したり子育てする雌雄が育児に参加します。いやそれ以前に、卵を口にくわえて運んだり、ヒナを両足の間に挟んで運ぶのが観察されています。子供の安全のために孵化後2~3日たつと口にくわえて移動し、親子共々擬態して静かにします。子育てには熱心に対応します。

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