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第97回 カラスの縄張り争い(ハシブトガラス4回目、ハシボソガラス3回目)

①https://ganref.jp/m/sawana/portfolios/photo_detail/80077001ac50743173d787e37a9b48a5より引用のカラスの喧嘩、人間と同じように蹴られています。

①〜③までの写真はすべてハシブトガラスしかなかったのでこうなりましたが、本当の話はハシボソガラスも含めたカラスの縄張り争いのことです。毎年春になって繁殖期から子育ての期間に、空からカァカァと賑やかな鳴き声が聞こえてきて、空を見上げます。

すると、大概が数羽のカラスが侵入したカラスを追いかけて、その自分たちの縄張りから出るまで攻撃を加えたりして、追い出します。いつもはねぐらが同じで群れていた同じ種のカラスの仲間でも、繁殖期には別で侵入者はコテンパンに打ちのめします。

②https://carasblog.net/20170708.phpより引用の縄張り争い空中戦のハシブトガラス

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   私の住んでいる街では、ハシブトガラス(体長約56cm)もハシボソガラス(体長約50cm)も共存しています。やや都会離れしていますので、山からの鉄塔がところどころにあり、その辺りが境界線で、時たま縄張り争いの喧嘩が起こります。

普段はカラス同士で争いごとはありませんが、繁殖期となると話は別です。どの野鳥もそうですが、営巣となると争いごとはつきません。この頃になると、侵入者が痛めつけられて②のような、羽抜けでぼろぼろの状態で追い出されます。

②http://karapaia.com/archives/52251508.htmlより引用のハシブトガラスの喧嘩の後

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   ③の写真は悪いことをしたと謝っている感じです。繁殖期が終わってもとの関係修復を試みる賢いカラスは、痛めつけたカラスに謝罪の意味を込めて、相手の羽繕いをするらしいです。人間でいうと戦争して勝利した国に賠償金を払うなんて、見習わなければなりません。

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