![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552807/rectangle_large_type_2_74dd4ea443e37ab799c37f3755d22d08.jpeg?width=1200)
第1787回 容姿が変な鳥
①-1.https://world-note.com/unique-birds/より引用のナガエカサドリ(体長約40〜42㌢)
①-2.http://uralowl.my.coocan.jp/nature/birds/lst/nagaeKasadori_EQ.htmlより引用のナガエカサドリの全体像
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552815/picture_pc_20591b4a8d3e60927eaa897662c967ba.jpeg)
①-1.の写真のナガエカサドリの上半身の横からの姿だけですので、思わずリーゼントをしたカラスかなあと思ってしまいます。その真っ黒な身体はカラスそのものだと思います。しかし、①-2.の写真を拝見してみると、凄い分厚いマフラーなんかをお洒落のつもりで垂れ下げているのかと思いました。この種は集団見合いであるレックの繁殖形態で、集団で集まりどのオスのマフラーのような肉垂が素晴らしいかを競い合います。社会貢献のため、樹林の実を食べ、種子をばら撒きます。
②https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140121/380819/?ST=m_columnより引用フキナガシフウチョウ(体長約22㌢に対し飾り羽含め約50㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552819/picture_pc_48b81eb47c5b38fb6846e2ed547e836d.jpeg?width=1200)
②-2.https://www.pinterest.jp/pin/18436679705478735/より引用のワキジロカンザシフウチョウ
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552826/picture_pc_4f9e364dcedc6c5cd1ed322f3d0ce76a.jpeg)
凄い容姿の野鳥もいるもんだと、②-1.のフキナガシフウチョウと②-2.のワキジロカンザシフウチョウを見やっていますと、ネットには英名の"King of Saxony"、種小名"alberti"はどちらもザクセン王アルベルトへの献名で、彼の妻カロラ・ヴァーサの名はワキジロカンザシフウチョウ Parotia carolae に与えられているといいますから、ニューギニアの国では良い扱いを受けています。また判っているのは、生え変わった吹き流しを雄のパプアニワシドリが集め、巣の飾り付けに用います。
③-1.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/シャカイハタオリより引用のシャカイハタオリドリ(体長約14㌢)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552837/picture_pc_49fca40938992d92f4ac095e5ea7962c.jpeg)
③-2.https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/031700022/?ST=m_newsより引用のシャカイハタオリドリの世界一の大きな巣
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552858/picture_pc_80d55360c5764b5aa43543c605ec97e6.jpeg?width=1200)
③-3.https://blog.goo.ne.jp/tateka/e/efa5f718450d2237e6c26ecfc97176b9より引用の左がシメ(体長約19㌢)と右がスズメ(体長約15㌢)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552866/picture_pc_eb46121215deb685923209ac221d812a.jpeg)
③-1.のシャカイハタオリドリのどこが変わった容姿なんだとお怒りの声を頂戴するかもしれませんが、まずこの鳥の特徴は、アフリカ南部に生息する小型の鳥シャカイハタオリドリは、③-2.のような大手ゼネコンもびっくりの重さ1㌧、最大500羽もの鳥が住める巨大な巣を作ることで知られています。人間社会でいいますと巨大マンションです。そしてこの鳥は日本のスズメと近種といいます。よく顔や姿を見ますと、日本のスズメの身体に怖い顔で有名なシメの顔がくっついています。
④-1.https://www.pinterest.jp/pin/408701734925066644/より引用のメスに求愛するカタカケフウチョウ(奥がオス体長約26㌢、手前がメス体長約25㌢)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552878/picture_pc_5ba01b50ae1c6d038eead54bc67d742e.jpeg)
④-2.https://karapaia.com/archives/52258886.htmlより引用の返信するオスのカタカケフウチョウ
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552905/picture_pc_9f5441e64aec69f42b2040c4495414df.gif)
初めて④-1.のカタカケフウチョウの写真を拝見されましたら、絶対鳥だとは分かりません。④-2.の写真で鳥だと分かります。この鳥はオスとメスではっきり判る性的二形です。オスは胸部と頭の一部に青い羽を持ち残りの羽は全て黒色、メスの羽の色は地味な保護色で、幼鳥の外見はメスに似ています。オスは首の後ろに求愛行動に使う大きな飾り羽を持っています。この羽毛には光が吸収され求愛行動の際に隣り合う青色の羽をより鮮やかに見せる為ではないかという仮説もあります。
⑤-1.https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=32258004540より引用の翼を広げたジャノメドリ(体長約48㌢)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552915/picture_pc_fb6c5d222888a7485146ba8211e7748f.jpeg?width=1200)
⑤-2.https://www.google.co.jp/amp/s/diamond.jp/articles/amp/216241より引用の蛇のような不気味なアリスイ(体長約17㌢)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552930/picture_pc_dbc96180cf84fac1aaae87de6d3d1f7b.jpeg?width=1200)
⑤-3.https://kids.yahoo.co.jp/zukan/animal/kind/birds/0057.htmlより引用の普段のジャノメドリ
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63552935/picture_pc_3fc450fceb46e48caabef0fe46b0f943.jpeg)
④-1.のカタカケフウチョウもパッと見て鳥だとは分かりませんでしたが、この⑤-1.のジャノメドリも同じです。⑤-3.で判りますが、かつての日本のキツツキの仲間である⑤-2.のアリスイを思い浮かべます。アリスイは小さいですが、このジャノメドリは体長は50㌢近くありますから、大蛇そのものの「蛇目」だと思います。食性は動物食で、昆虫、クモ、甲殻類、貝類、魚類、カエル等を食べます。頸部を縮めながら水辺や地表を徘徊し獲物を見つけると素早くクチバシを突き刺します。
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