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第779回 鳥インフルエンザの変異

※  この記事は鳥インフルエンザとインフルエンザ、新型コロナと言ういま非常に世の中を脅かしているウィルスについての思いを感想しました。

①https://www.photolibrary.jp/img507/132071_4814331.htmlより引用の鳥インフルエンザのシルエットイラスト

   三日前に「ロシア南部で昨年12月、高病原性の鳥インフルエンザウイルス「H5N8型」のトリからヒトへの感染が世界で初めて確認された。養鶏場の従業員7人が感染したが、いずれも軽症で、すでに全員が回復しているという」とタス通信は2月20日「ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センターの研究者らが、鳥インフルエンザの感染が拡大していた養鶏場の従業員からH5N8型の遺伝物質を検出した」とするロシア消費者権利保護福祉監督庁のアンナポポワ長官の発表内容を伝えました。

②http://maru1.com/より引用の養鶏場の風景

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   これまで、鳥インフルエンザはこの高病原性の「H5N8型」以外では人への感染はないと言われて来たにも関わらず、日本ではなくたとえ海の向こうのロシアの出来事とはいえ、対岸の火事と見過ごしてしまうわけにはいきません。いま現在の日本は、新型コロナの影響で、東京をはじめとする首都圏、大阪府の三府県、また各主要都市は、非常事態宣言の真っ最中です。そのコロナウィルスも各国からの変異ウィルスが上陸して、本日は我が大阪府のお隣の兵庫県で9人が感染しました。

③-1.https://fireside-essay.jp/miyazaki/bird/209.htmlより引用の鳥インフルエンザのウィルスを運んでくる渡鳥

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③-2.https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201219-00212559/より引用のインフルエンザの種類の表

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   鳥インフルエンザは、渡鳥が媒介することが分かっていますが、海の向こうからやって来る渡鳥を規制することは実質的に困難な状況なことも確かです。日本国内の養鶏場の鶏からH5型の鳥インフルエンザウイルスが検出される事例が相次いでいます。家禽での広がりも公衆衛生上大きな問題です。インフルエンザウイルスにはA、B、C、Dの4つの型があります。この中でB型とC型のインフルエンザウイルスは、一部に例外はあるものの基本的に人にのみ感染を起こすウィルスといえます。

④https://www.google.co.jp/amp/s/www.yomiuri.co.jp/national/20201125-OYT1T50121/amp/より引用の養鶏場での鶏の殺処分

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   A型ウイルスはカモなどの水鳥が保有しているウイルスで、鳥類だけでなく、ブタやヒトなどの哺乳類にも感染します。1918年から大流行を起こしたスペインかぜは鳥の持っていたインフルエンザウイルスH1N1がヒトに感染し適合することによって広がったと考えられています。人ではこうもいきませんが、家禽の場合の感染防止は、良くテレビのニュースで映し出される、全ての養鶏の殺処分です。今回に問題となっているのは、今までの研究調査では、人へ感染はないとされていた鳥インフルエンザが、人に感染したという事実です。

⑤https://www.kyoto-su.ac.jp/shiryo.htmlより引用の鳥インフルエンザの解明

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   人が鳥インフルエンザに感染することは、⑤の表のように動物同士の感染から、人への感染が確認されたことで、感染した当時者の七人は軽度の症状で回復したと言うことでしたが、問題となるのは、新型コロナウィルスと同じで、私たちの身体に、そのウィルスに対する免疫力なんかがなく、不慣れであると共に、身体の対応準備が出来ておらず、今回のロシアでの感染者は軽度で済んだみたいですが、今後に於いて新型コロナウィルスのように変異すれば、また人にとっては驚異です。

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