見出し画像

第1069回 身近な鳥を知る(水辺の鳥)

①夏になると溜池で潜水するカワウ(右側体長約81㌢)と何か話している?ダイサギ(左側)

   ①の写真のカワウは名前の由来が文字通り「河(かわ)」に生息する「鵜」です。しかし河川だけでなく、魚のいるところには何処からでも飛んできて、ざぶんと潜り、やっと現れた時にはクチバシには獲物の魚を咥えています。写真はよく見られますが、コロニーでは鷺たちとわりと仲良く過ごしているように見受けられます。カワウは留鳥で、私の住む街では夏場に多く見られ、カラスより大きな身体で十数羽で現れますと、黒い軍団で圧倒されます。しかし羽干しはほっこりします。

②白鷺の中でも親子みたいなコサギ(左側体長約61㌢)とダイサギ(右側体長約89㌢)

画像4

   私の住むマンションの裏に一級河川が流れているおかげからか、ベランダ越しに河川上を飛び交う色んな水鳥を見ることができるのです。その姿を多く見せてくれるのは、この②の写真のコサギです。他にも③の写真のアオサギダイサギゴイサギなどもいます。白鷺の部類ではコサギダイサギの二種、蒼鷺の仲間ではアオサギゴイサギがベランダ向こうの河川状態を飛び交ってくれます。しかしこのコサギダイサギの真っ白な羽を広げて飛ぶ姿を見ましたら圧巻そのものです。

③同じ鷺の仲間で一番大きなアオサギ左側(体長約93㌢)と右上ダイサギと右下コサギ

画像4

   ③の写真ではアオサギダイサギコサギが仲良く写真に収まっています。夏場になれば、この鷺たちの中に①の写真のようにカワウが入ってきます。同じ水鳥の仲間として仲良くしているのでしょう。その裏ではアオサギがじっと構えているあの余りには獲物の魚が多い穴場なので、集まって損はないと言うことです。この光景を見ようと思えば、ちょっと離れた下流の中伏に繁殖期になると樹上に鷺たちのコロニーが形成されて、たくさんの鷺が河辺で採餌しているのが観えるのです。

④鴨の仲間ならやっぱり身近なマガモ(つがい手前がオス、奥側がメス共に体長約59㌢)

画像3

   マンションのベランダ下の河川に集まる水鳥は水上を泳ぐ鴨たちやほかの水鳥はいません。いるのは鷺の仲間が多いです。①の写真のカワウにしろ、夏場に現れるのがほうぼうの溜息です。単独で現れたり、集団で現れそれぞれが潜水して魚を捕獲します。そのカワウとタッチ交代するように秋口になれば、④の写真の代表中の代表のマガモのつがいです。一般的にオスが派手な色合いで、メスが地味で、私はオシドリのつがいについで綺麗な水鳥だと思います。冬鳥として飛来します。

⑤子沢山のカイツブリ(体長約26㌢)

画像4

   鴨の仲間でも二種類あって、マガモオカヨシガモコガモなどは冬鳥で、越冬のために日本にやってきますので、繁殖はしないです。また渡鳥でなく留鳥としての鴨の仲間もいます。沢山のヒナを引き連れて引っ越しをすることで有名になったカルガモや鴛鴦夫婦で有名なオシドリの二種が代表的な鴨です。また鴨の仲間ではないのですが、⑤の写真のカイツブリは、カルガモ同様に子沢山で、背中にヒナを乗せたり、つがいで子育てや、カワウ同様に潜水して採餌するのが嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?