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第1080回 こんな野鳥も ⑷

①https://www.pinterest.jp/pin/184014334755109373/?amp_client_id=9oBuPZWTqlFIVv5w9より引用のイラスト

②https://www.pinterest.jp/pin/146789269088432962/より引用の自分の体長の半分がクチバシのヤリハシハチドリ(体長約13〜14㌢)

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   今回は鳥の身体のことを紹介します。鳥の身体の部位のことですが、この②の写真のヤリハシハチドリはわずか体長約13〜14㌢の物差し鳥のスズメの15㌢にも満たない小さな小鳥です。とは言っても同種のハチドリの仲間のマメハチドリは最も小さな体長約5〜6㌢の世界最小の小鳥です。またこのヤリハシハチドリの体長が10㌢を超えるといっても、体長の約半分くらいの6㌢は長すぎるクチバシなのですから。また一番大きな約50㌢もあるクチバシを持つペリカンです。体長約170㌢もあるので当たり前。こちらは体長の約半分の長さです。

③https://www.pinterest.jp/pin/445926800604140173/より引用のシマエナガ(体長約14㌢)は身体も小さく、クチバシも小さい

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   ③の写真のエナガはいつも日本に生息する野鳥で小さな鳥はどれかという時に必ず現れます。このエナガに、物差し鳥であるスズメの体長約15㌢よりも小さな小鳥でメジロの約12㌢、そしてミソサザイとキクイタダキの約10㌢で、エナガは尾羽が7〜8㌢あるので、実質的にはミソサザイやキクイタダキと尾羽の長さを引いた体長ではそこそこいくと思いますが、決め手はカマキリに捕食されるキクイタダキが最小ということになりました。しかし、クチバシではエナガにかなうものなし。

④https://matome.naver.jp/m/odai/2143377219117746601/2143378005822320503より引用の身体の割に翼が長いワタリアホウドリ(体長約120㌢に対して開翼長約300㌢)

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   ④の写真はアホウドリの仲間でも一番開翼長の長いワタリアホウドリです。アホウドリはガロウウイングという折り畳み式の翼を持ってして、懐に収めることが出来るようになっていますが、写真のように翼を広げて滑空しますと、体長約120㌢に対して、開翼長がなんと約300㌢もあり、これに勝る野鳥はまずいないと思われます。また最大で翼開長363㌢の個体記録もあり、これは翼開長としては鳥類最大のものとなっています。これだけの翼を広げ、体重約7kgの身体を宙に浮かせます。

⑤身体の割に短な開翼長の鳩(写真はドバト体長約33㌢、開翼長約55㌢)

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    やっとこさ、皆さんの身近なところで、誰もがご存知の野鳥が登場します。⑤の写真は公園や駅のホームに現れ、餌をねだる集団行動が好きなドバトです。元々はヨーロッパで飼われていたカワラバトが野生化して、現在の体格となりました。カワラバトは伝書鳩やレース鳩に改良されましたが、ドバトにはその潜在意識のなかにある帰巣本能や、瞬時に速度の出せる飛行方法にありました。短いですが、鳩胸といわれる強力な胸筋からのあのヒュンヒュンと羽ばたく翼があります。

⑥尾羽が体長の三倍あるサンコウチョウのオス(体長約45㌢、メスは約17㌢)

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   ⑥の写真のサンコウチョウは私にとってはまだ見ぬ野鳥のひとつです。初めてサンコウチョウの紺色のオスを写真で見た時は、ミコアイサのオスと同様に地球外生物と思ってしまいました。それほど今まで見た野鳥の感覚と違いました。サンコウチョウの青いアイリング。またサンコウチョウの漢字表記がその有名なききなしが「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」月・日・星、と聞えることから「三光鳥」で、夏鳥として帰ってきて、こんなに長い尾羽をゆらりと見せつけられています。

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