![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50500357/rectangle_large_type_2_58d9bea3a2c58cbb11ffcd7ae1edb7a2.jpeg?width=1200)
第1560回 干支に因んだ鳥 ⑵
※https://www.google.co.jp/amp/s/nlab.itmedia.co.jp/nl/amp/1904/18/news013.htmlより引用の干支の漢字イラスト
⑺https://www.birdfan.net/2018/04/27/62066/より引用の鳥馬(チョウマ)→ツグミ(体長約24㌢)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50500380/picture_pc_819fd110100869ee3cacf1bc7ace9863.jpeg)
干支のウマは「馬」ではなく「牛」は角を持っていますが、ウマは角を持たないので「午」と突き抜けない『昼』の意味をもつ漢字表記があてがわれました。実際にこの「午」の漢字を使った野鳥はいませんが、皆さんも「達磨さんが転んだ」でお馴染みの⑻のツグミの別名がちょうど面白く当てはまります。ツグミは冬鳥で、越冬中にはさえずらないから口をツグミ。その別名はチョウマで、漢字表記は『鳥馬』。ツグミはホッピング歩行で、ぴょんぴょんと跳び歩くのでいいます。
⑻https://www.birdfan.net/2009/07/10/4132/より引用の羊の英語での鳴き声がバーバー→オオジシギ(体長約30㌢)の鳴き声にそっくりだから
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50500403/picture_pc_444e40a63f7c65163041432f5f88e8d8.jpeg)
干支の「未」というのも、日本の動物ではなく、大陸からの家畜です。漢字表記で「羊」は人名では女優の吉田羊さんが使っています。鳥の名前では見当たらないです。かつて、変わったディスプレイを紹介させて頂いた時に、空高くから雷のような大きな音を、尾羽を叩いて出すらしい別名雷鴫の⑻のオオジシギです。その時の鳴き声が英語の聴き方の羊の鳴き声の「バー、バー」に似ているという事で、オオジシギにしました。それでも日本ではメェメェが英語ではバーバーなんて。
⑼https://www.birdfan.net/2019/03/15/68998/より引用のサルのように紅い顔のベニマシコ(体長約15㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50500433/picture_pc_186fceb687c873cf1caeb4b253881cf1.jpeg)
干支の「申」は、「去る」に通じ、そこから病気や不幸が去っていくという意味があり、さらに魔除けなどに使われる赤色を付随することで、多くの難が去る、そこから顔やお尻の赤い動物の猿が当てはまります。そんな赤い顔の猿を鳥に置き換えてみますと、沢山のマシコという鳥が浮かび上がります。マシコの漢字表記は「猿子」です。色んなマシコの中でぴったりの名前のマシコがこの⑼のベニマシコ(紅猿子)です。カワラヒワやシメといったアトリの仲間で日本では漂鳥になります。
⑽https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/pittas/entry-12234959587.htmlより引用の酉に相応しい鳥の鶏のセキショクヤケイ(写真はオス体長約70㌢)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50500445/picture_pc_485364e44d756a2eddf0f9275d16d01d.jpeg)
干支の「酉」は本来は鳥の意味ではなく、酉は「酒」のもとの字と言われています。 酉には収穫した作物から酒を抽出する、収穫できる状態、成熟した状態などを表すため「成る」「実る」「成熟」の意味があるようです。この縁起の良い鳥にはニワトリが当てはまります。もうひとつの理由としては、九番目の干支が申(猿)であり、十一番目の干支が戌(犬)で、この二種の仲の悪さを神様が気にされて、酉(鶏)に仲裁役を頼まれた様子で、⑽はそんな仲裁役の鶏代表のセキショクヤケイです。
(11)https://www.birdfan.net/2009/09/25/4411/より引用のイヌが付く名前のイヌワシ(体長約81〜89㌢)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50500453/picture_pc_9404fd4ab41fea89e629f36a6a5ed70b.jpeg)
その干支の鶏に仲裁役に入って貰った「戌(犬)」は、昔話の桃太郎では、鳥がキジという他は何^_^もなかったと思いますが、猿と共に手を取り合って、鬼退治を至りました。その犬の名前が付いています鳥となりましたら、猛禽類のイヌワシに他なりません。イヌワシは一番大きなオオワシ、二番目のオジロワシにつぐ三番目に大きなワシです。日本では周年生息している留鳥です。その知名度は、プロ野球チームの東北楽天ゴールデンイーグルスで、イヌワシの英語表記の名前です。
(12)https://www.birdfan.net/2010/06/25/5577/より引用の森の暴れ者の猪と闘って勝ったミソサザイ(体長約10㌢)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50500462/picture_pc_a75ff99f4b70d132a4d2f36dd666f6ac.jpeg)
最後の最後で、干支の「亥」にはどうしようかと思いました。これが、イヌに続いてクマならば、イヌワシに続いて、クマタカとか、クマゲラなどがありますが、イノシシとなると当てはまる鳥の名前がありません。イノシシの身体の大きさが中途半端で大きさの形容が出来ないのです。思い出したのが、森の王に立候補したミソサザイが、森の王者イノシシの耳の中に飛び込み、イノシシを倒しましたが、皆んなは小さな鳥を王と認めない話しでしたが、実際に勝ったので交代しました。
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