見出し画像

第1005回 卵だけから産まれるのは鳥類だけ

①https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=577326&word=卵から生まれたひよこより引用のイラスト

   卵から産まれるというと、私たちは自分の生活から鶏の卵を思い浮かべると思います。何しろ私たちの食生活に於いてはなくてはならない卵です。生なら卵かけ御飯に始まって、朝食ならハムと目玉焼きのハムエッグ、お弁当のおかずには玉子焼き、ドリンクなら牛乳とシュガーをシェイクしたミルクシェイク、残れば食パン浸して、フライパンで焼いたフレンチトースト、ケーキやクッキー、バニラアイスにも、食いしん坊の私には、色んな料理が頭を、飛び交い本来に戻れません。

②https://illustrain.com/?p=30521より引用の飛んでいる鳥のイラスト

画像1

   卵を産む生き物は、魚介類や昆虫、節足動物、水生動物、爬虫類、両生類、鳥類という部類が挙げられます。その中でも魚ならタラコ、虫ならカマキリの卵、カエルの卵、先程の鶏の卵が思い浮かぶ中で、哺乳類なんかは卵を産まないだろうと思っている中、カモノハシとかハリモグラは卵で産んで、母乳で育てます。以前にもカモノハシを語りましたけど。またこのカモノハシは、不思議なことに正に鴨のようなクチバシをもち、水中を足の水掻きを使って上手に潜水までするのです。

③https://hiyokoyarou.com/koumorimori/より引用の飛行するコウモリのイラスト

画像2

   また反対に卵を産んで孵す卵生の魚類や爬虫類には魚ならメバルやグッピー、シーラカンス、蛇ならコブラ、ナミヘビ、トカゲならマツカサトカゲが卵胎生にあたります。その卵生か胎生か議論する上で面白いのは、コウモリです。コウモリは哺乳類でありますが、モモンガやムササビの樹木上からの滑空ではなく、羽ばたいて飛行することができる唯一の哺乳類です。そんな生き物の枠を超えて、何故鳥類だけが卵生で、卵胎生をとらないのか、いろいろとネット検索して調べます。

④https://mamany.jp/blog/babys-gender-judgment/より引用の男か女のイラスト

画像3

   何故鳥類だけが卵生なのでしょうか。鳥類は殆どの種はコウモリは別にして、空を飛ぶことができます。その飛行手段として羽ばたく翼があります。鳥類は飛ぶため出来るだけ身体を軽くするために、哺乳類より腸を短くし、体内の糞尿を早く排出することにし、さらに骨格を形成する骨の中身は空洞化され、空中飛行に対応する気嚢と呼ばれる軽い肺をまで備えて身体を軽くしています。それ故に胎内に子供を宿すことになると、産む立場のメスは飛ぶことにより危険が多くなります。

⑤http://www.tamasin.co.jp/egg/kouzo.htmlより卵の中のイラスト

画像4

   しかしコウモリは胎内に体重の40~44%の重さの胎児を抱えて飛行することができるという反論があったり、⑤のイラストのように卵には気室と呼ばれる部分に空気があり、ヒナは殻を破って出てくる前に、気室の空気で肺呼吸の『慣らし運転』を行い、肺呼吸への転換するから卵生。これには同じ鳥類のツカツクリは、卵内に気室を持たず、ヒナが孵化するまで、肺は機能しませんが孵化と同時に肺呼吸を行えるとか…いろいろ言われますが、やはり鳥類は飛ぶ為に卵生だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?