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第1056回 無名な希少の野鳥

①https://news.yahoo.co.jp/articles/ad57cd950920849fe7102cf5ea8885c329952f4bより引用のイメージイラスト

   前回の有名な希少の野鳥は、まったく見ることもできない種でも大記録を持っていたり、世界的な有名人がその野鳥を惚れこんで紹介したり、その姿形が他の野鳥にはないので、珍しさで有名だったり、身近な野鳥の仲間の近種なのに絶滅の恐れがあって有名であったり、普通の繁殖形態ではなく学術的にも有名であったり、何か凄く世間に対して関心事項を持たれている野鳥なら、お目にかかることが難しくても、学者さんなりバードウォッチャーが放っておかないから有名になります。

②https://blog.goo.ne.jp/yossy-thai/e/9039b4e3010b84a6c959fa49ff94177aより引用のカワセミに似ているナンヨウショウビン(体長約23〜25㌢)

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②の写真はナンヨウショウビンと漢字表記が「南洋翡翠」とカワセミの仲間らしく〜翡翠(ショウビン)と名前がつきます。日本では迷鳥として、南西諸島の宮古島、石垣島、西表島、与那国島において観察記録があります。頭部と背中、翼は青緑色で、腹部は白く、クチバシと足は黒く、黒い通眼線がある。目は黒い。ただし本種は亜種が多くて亜種ごとに体色が異なり一見別種に見えるものもある。カワセミのような輝きに満ち溢れてもいなく、迷鳥なのでお目にかかるのも難しいです。

③http://kamoltd.blog110.fc2.com/blog-entry-46.htmlより引用の外来種オオホンセイインコ(体長約55〜60㌢)

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   東京都や神奈川県などの関東で、凄い勢いで繁殖し、話題をさらって、NHKの生き物番組でも取り扱われのが、ワカケホンセイインコ。③の写真はその仲間のオオホンセイインコ。ワカケと同じく飼い主によって飼育個体が放たれ、野生化し、日本では1961~1981年に東京都や神奈川県で繁殖や生息が確認されていますが、樹木の多い住宅地や農耕地に生息し、小群で行動し、あらゆる植物の花から種子、葉っぱ、果実など片っ端から食い荒らします。ワカケの影に隠れてしまいました。

④ムシクイの仲間のチフチャフ(体長約12㌢)

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   はっきり言って、この④の写真のチフチャフにしろ、⑤の写真のチャキンチョウにしても、私は名前すら知らない野鳥たちです。チフチャフは大きく言えばウグイス、粗くてもムシクイの仲間となります。やはり姿形はウグイスに似ています。チフチャフと言うのは英名で、和名も一緒という扱いです。日本には当然迷鳥としてあちこちに現れていますから、本当に迷鳥なのだと思います。本来はヨーロッパやアジア、ロシアで繁殖し、アフリカ大陸北部やインド辺りで越冬します。

⑤http://blog.livedoor.jp/k14kawa/archives/1808923.htmlよホオジロの仲間のチャキンチョウ(体長約17㌢)

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  ⑥https://shatech.jp/nature_photo_technique/image/bird/aoharaisohiyodori3459.htmlより引用のイソヒヨドリの仲間アオハライソヒヨドリ(体長約23㌢)

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   チャキンチョウもこの⑥の写真のアオハライソヒヨドリもほとんど資料がネットにも現れてこないのです。あるのは写真のみという事実だけです。チフチャフもそうでしたが、この二種に至っても、日本には神出鬼没に現れる、希少な野鳥だということです。チャキンチョウは漢字表記は「茶巾鳥」色からしてそんな感じで、スズメみたいな身体付きです。アオハライソヒヨドリも漢字表記は「青腹磯鵯」で間違いないと思います。イソヒヨドリのお腹が青い種としか思えません。

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